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タランティーノの作品は不思議な味覚がします。
何処まで本気でどこまで冗談なのかが 判別し難い大人の会話にも似た味わいがあります。 全編二時間半を五つチャプターに分け、 話をクライマックスへと誘導していきます。 時は第二次世界大戦、 ナチスが全盛の時代から始まります。 一章はユダヤ・ハンターに家族を殺された少女の話です。 二章からブラピが登場、ナチスキラーぶりが紹介され、 その後一章で家族を奪われた少女のその後と ブラピ軍団の活動が交錯してきて、最終のクライマックスへと雪崩こんでいきます。 それぞれの章の話も妙に緊迫感があるのと、 普通はハッピーエンドになりそうな人達が あっさりと死んでしまうテイストは意外感と淡白な感じを与え、 摩訶不思議な味わいでした。 最後のエンディングもあっさりとしすぎで拍子抜けなのですが、 タランティーノ監督作品の中では、一番の映画だと思います。 ■
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by asat_abc
| 2009-11-29 10:53
| 映画_新作
流石は韓流映画、泣かせる為なら何でもありのテイストです。最初は父と娘だけの家庭に娘の病気で迫ってきます。その娘は不治の病で肝臓移植が必要なのですが、父親の肝臓は適合せず、何故だか父親の友人が適合するのですが。そうです、娘には出生の秘密があったのです。
こんな感じでこの典型的な韓流物語は進んでいくのです。 主演男性陣も子役の少女も何度も何度も泣いてくれます。しつこいぐらいに泣いてくれます。普通なら逆にひいてしまいそうなんですが、娘役の女の子にやられてしまうのです。けがれを知らない娘に、「こんど産まれてきてもお父さんでいてくれる」などと涙ながらに訴えかけられたら、父親経験のあるものは、イチコロでしょう。 「おじさん、ホントは知っていたの、おじさんが誰なのかを」などとウルウルの眼差しで訴えかけられたら、オジサン何でも許しちゃうと言っちゃいそうです。 この物語は小学校低学年の娘役の女の子にみんな騙されてしまう映画なのです。 ことほどさように、男は娘には甘くなるようです。 ■
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by asat_abc
| 2009-11-14 00:15
| 映画_新作
本広克行監督、長澤まさみ主演、劇団ヨーロッパ企画メンバー出演と聞けば、何か「キサラギ」とか「悪夢のエレベーター」のような切れ味が良く爽快で思いっきり笑える作品なんだろうと期待していたが、切れ味ホンノリ女性のメルヘンチックなテイストで、ノンアルコール飲料のようでした。
はっきり言って私の感性にはまるっきり響いてこないものでした。もっとエッジのきいた毒のある笑いがあっても良かったと思うし奇想天外な筋書きやドンデン返しが織り込まれてのストーリーを期待していたというのに、笑いを取るところといえば細男というキャラのところと透し能力を持つ男のエッチな目論見のところだけとは情けなさ過ぎだ。最後のエンディングも何を意味してるのか理解不能だ。 と、いうわけで私にはまるっきり相性の良くない映画でした。 でも、不思議な現象を信じるメルヘンチックな女性には癒やしになるかも、ですね。 ■
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by asat_abc
| 2009-11-11 21:28
| 映画_新作
![]() 見終わってとても納得させられた作品でした。 母が子を愛する気持ちとはどの様なものか凄まじい程わかる、 ラストが俊逸な作品でした。 母と息子、 その息子といえば少々知恵遅れで目を放す事が出来ない、 それだけに母は息子の事が案じられて仕方がないのです。 そんな息子が殺人容疑で捕まってしまう。 知恵遅れを良いことに簡単に自白させられてしまうのです。 母は息子を助ける為に事件の真相に迫り、 深い闇に踏み込んで行き、その末に手にしたものとは。。。。 ウォンビンが知恵遅れの息子役なのです。 秋の童話の時の爽やかさがまるっきりありません。 髪形もオカッパのような感じで、イメージがまるっきり違うのです。 彼、自分が何をしたか片っ端から忘れてしまうのです。 そしておもいだす事といえばズレた事ばかり。 母はそれにもメゲずに真相に迫ろうとするのですが、 流石に女一人ではたかがしれています。 その辺のところも現実的な事柄を積み上げて、 母をスーパーウーマンにする事なく描いています。 そのため、 クライマックスシーンまで少し凡長に感じるかも知れませんが、 それも母なる証明となるクライマックスシーンの為に 用意した布石なのだと見終わった後に思いました。 この映画は息子の世話にくたびれかけているお母さん方に 是非観て欲しい映画です。 ■
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by asat_abc
| 2009-11-01 14:10
| 映画_新作
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