2012年 04月 30日 ( 1 )

「アーティスト」アカデミー作品賞は頷ける

ご存知2011年のアカデミー作品賞に輝いた映画です。
白黒でサイレント映画ですから、物珍しさも有るでしょうが
物珍しさだけでは30分がせいぜいで、そこから観せる力は本物です。
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作品賞、監督賞、主演男優賞など5部門受賞も頷けます。
主演のジョージ・ヴァレンタインにはジャン・デュバルジャン、
共演はベレニス・ベジョがペピー・ミラー、
そして凄い演技を見せてくれるのはタレント犬のアギー。
監督はミシェル・アザナヴィシウス。

みんなの顔がいっぺんに名前と一致出来るようになりました。
サイレント映画の大スター、ジョージはかなり我が儘な性格のようです。
今日の舞台挨拶でもやりたい放題、共演女優のドリスよりも愛犬アギーの方を引き立てます。
劇場前の共同インタビューでも好き勝手な振る舞い、
ついでに、周りに集まってきた観衆にも愛想を振り撒きます。
すると1人の女性ペピー・ミラーがはずみから彼に近寄りキスまでしちゃいました。
まだ名もない駆け出し女優の彼女は、大スターの熱烈なファンです。
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次の場面、
せっかくオーディションで掴んだ役を
プロデューサーのアル・ジマーに奪われそうになるところを
大スター、ジョージが助けてくれます。
御礼を言いにいった誰も居ない大スターの楽屋、
彼の衣装を操りながら一人二役でペピーが演じてみせるシーン、
こちらまで切なくなっちゃいました。
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彼女、ジョージの事が好きで好きたまらないのです。
知り合った時は
大スター男優と駆け出し女優だったのに、
時代は移り変わり、
いつしかサイレント映画からトーキー映画全盛に変わり、
大スターだったジョージは誰にも振り返られないただの人
一方駆け出し女優のペピーはトーキー映画のスター女優へと立場はまるっきり逆転してしまいました。
でもジョージの事を何とかしたいと落ちぶれた大スターを陰から一身に支えようとするペピー。
いじらしくなってきますが、その想いは歪んで伝わり、
ジョージは意固地になっちゃいます。
そして、絶望しきったジョージは、ついに銃に手をかけてるのです。
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今後、監督と主演男優は再びコンビを組んで次回作は「プレイヤー」
白黒からカラーへ
サイレントからマシンガントークへ
180°ベースを替えて魅せてくれそうです。
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最後に、
「アーティスト」はハッピーエンドの心和む映画です!
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by asat_abc | 2012-04-30 00:09 | 映画_新作