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「アキレスと亀」は不思議な映画

北野武監督、主演
樋口可南子、麻生久美子出演

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テレビでタケシの監督作品を観たことはあるが、
スクリーンで対峙したのは、初めてでした。
彼の映画作りに対する評価が
賛否両論なのがよくわかりました。


ボンボンとして誰からも一目置かれていた真知寿少年の人生は
父親が事業に失敗してから一転します。
それでも描く事が好きで、絵を諦めません。

やがて時が過ぎ青年となった真知寿がいます。
彼は絵を習う為に工場で昼間働きます。
そこで、妻となる幸子と知り合います。

そして又時が過ぎ、タケシ演じる真知寿が登場します。
夫婦は人並みの幸せなど見向きもせず、芸術活動に邁進します。
ストリート・アート、極限的な状況創作など、など、
しかし、娘の死まで芸術にしてしまう真知寿の行動に、
とうとう幸子は彼の元を去って行き…


普通ストーリーには起承転結か序破急のどちらかがあるのですが、
この作品は起承承承でどこまでいっても、
これでもかこれでもかと同じ流れのままです。
そしてそれこそが狙いであり、
誰に評価されなくても自分が楽しければ、
理想は、そばで一緒に支えてくれる人が、たった一人でもいれば、
十分楽しめるよ、ということを、気付かせてくれます。
富や名誉があればもっと良いのだろうけれど、
それが無くても十分幸せだよということを。
by asat_abc | 2008-09-17 23:03 | 映画_新作
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