「砂時計」、青春の特権松下奈穂、井坂俊哉、夏帆、池谷壮亮、出演 会場に入って一番最初に気付いたのは、女子高生の多さ。 次に気付いたのは、男が私だけ。 肩身の狭さを感じながら開映を待つ内に入場してきた男は 全部で五人、みんなアベック。 ということは、男性一人で来たのは私だけ。 ふん、入場券買って観に来た訳じゃないさ、 招待券貰ったからと意気がってみても、かなり動揺し、 早く始まってくれと祈るような気持ちになってきちゃいました。 ようやく場内が暗くなり、ホット一息。 杏(あん)は中学生、 離婚した母と郷里に帰ります。 そこで大悟、藤、椎香と知り合い この土地を自分の田舎と思えるようになり、 大悟と恋をし、お互いの気持ちを確かめあい 将来の約束をするが、 この年齢のコが持つ特有の潔癖さ故、別れてしまう。 中学、高校生のころの繊細で微妙な心の揺れ そんな感覚を思い出しました。 別れてからも、あのとき何故あんなことをいってしまったのか、 誰にでもある、IF(もしあの時そんなことしていなければ) そんなわだかまりをず~っと主人公と共有しつつ この主人公の気持ちを追っかけました。 まぁ、好み的には 主人公がもう少し薄口の方が共感しやすかったのですが。 12歳の頃から26歳までの間を、 たった二時間の間で表現しようとするのだから、 かなり消化不良の場面も有ったけれど、品質としてはそこそこ。 残念なのは原作はもっとカラッとしたイメージだったのが、 ドロッとべたつく感じになっていたこと。 さて、いつもならしっかりエンドロールを見るのですが、 画面が暗い中、 早々に会場から立ち去った私でした。
by asat_abc
| 2008-05-17 10:07
| 映画_新作
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