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「砂時計」、青春の特権


松下奈穂、井坂俊哉、夏帆、池谷壮亮、出演

「砂時計」、青春の特権_c0146834_1516936.jpg


会場に入って一番最初に気付いたのは、女子高生の多さ。
次に気付いたのは、男が私だけ。
肩身の狭さを感じながら開映を待つ内に入場してきた男は
全部で五人、みんなアベック。
ということは、男性一人で来たのは私だけ。
ふん、入場券買って観に来た訳じゃないさ、
招待券貰ったからと意気がってみても、かなり動揺し、
早く始まってくれと祈るような気持ちになってきちゃいました。

ようやく場内が暗くなり、ホット一息。



杏(あん)は中学生、
離婚した母と郷里に帰ります。

そこで大悟、藤、椎香と知り合い
この土地を自分の田舎と思えるようになり、
大悟と恋をし、お互いの気持ちを確かめあい
将来の約束をするが、
この年齢のコが持つ特有の潔癖さ故、別れてしまう。

中学、高校生のころの繊細で微妙な心の揺れ
そんな感覚を思い出しました。
別れてからも、あのとき何故あんなことをいってしまったのか、
誰にでもある、IF(もしあの時そんなことしていなければ)
そんなわだかまりをず~っと主人公と共有しつつ
この主人公の気持ちを追っかけました。
まぁ、好み的には
主人公がもう少し薄口の方が共感しやすかったのですが。

12歳の頃から26歳までの間を、
たった二時間の間で表現しようとするのだから、
かなり消化不良の場面も有ったけれど、品質としてはそこそこ。

残念なのは原作はもっとカラッとしたイメージだったのが、
ドロッとべたつく感じになっていたこと。

さて、いつもならしっかりエンドロールを見るのですが、
画面が暗い中、
早々に会場から立ち去った私でした。
by asat_abc | 2008-05-17 10:07 | 映画_新作
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