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評価不能の2作品「ハードロマンティッカー」と「天使突抜六丁目」

人様に余りお勧め出来ない映画を短期間に二本も観てしまいました。
その映画は
「天使突抜六丁目」と
「ハードロマンティッカー」ですが、
誰かに感想を訊ねられた時の答え方はかなり違ったものになります。
先に観たのは
「天使突抜六丁目」、
幻想的なファンタジー作品かと思っていたら、予想を上回る監督の観念的な作品でした。
監督と主要出演者2名が上映後、映画の感想を語ってくれたのですが、
出演者は2名とも映画の内容を理解出来なかったと言っていたぐらいですから
観客が理解できないのも当然でしょう。
敢えて自分の解釈を言えば
自閉的世界に迷い込んだ者達の物語です。
その世界に住む者達は変化を求めない人達が大半ですが、
中には調和を乱しても
現実の社会に戻りたいと思う者もいるのですが、
たどり着くことは困難だ、言っているかのようでした。
この解釈はあくまでも自分よがりな解釈で、
監督の真意がどこにあるかは彼が語らなければ誰にもわからないでしょう。
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シネマライターや監督を目指している人以外にはオススメ出来ません。

もう一本の
「ハードロマンティッカー」は松田翔太主演で、
下関を舞台にした高校生ぐらいの青年達の
無軌道な青春をハードバイオレンスで味付けした作品です。
監督が韓国人だからでしょうか、
日本の風景なのに日本じゃないようです。
スクリーンにはブルーを主体にした色彩が写し出され、
これが恋愛物語だったならば絵画的な美しい物語になっていたように思え、
会場の女性客もそんな物語を期待していたのでしょう、
物語は超のつくバイオレンスで、会場の反応は芳しくありませんでした。
グーというあだ名の高校生が誰とも徒等を組むことなく
あっちこっちでケンカ三昧の日常を送っている姿を通して
自分自身の生まれいずる悩みをぶつけているかのようでしたが、
実際のところ何を受けとめれば良いかわかりませんでした。
逆説的な意味では彼らの年代の無軌道さが
余りなく表現されていたのかも知れません。
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唐突に話題をかえますが
日本に来日した競馬の騎手は思いっきり馬の尻を鞭で連打します。
彼らの国では動物愛護の観点から鞭を打つ回数が限られているからです。
自国でのその鬱憤を晴らすかのように日本では何発も何発も馬の尻をひっぱたきます。
同様に韓国で映画を創る時にはまだまだ裸の女性を使うには制約があるのでしょうか、
不必要だと思えるぐらいワンポイントで女性の肌を露出させます、
男性としてはありがたいことですが、
女性愛護の観点からは頂けません。
頂けないシーンはまだまだ有りました。
かつ上げしている不良男が
粋がった言葉を使ったJKを容赦ないまでひっぱたき、
こんなのあり〜ってぐらい女の顔は見るも無惨にボコボコにされてしまいます。
女がここまでボコボコにされ、その顔を容赦なく映し出すシーン、
なかなかあるものではありません。
もうひとつ、
強姦されかかる女性をグーが助けるところをみれば、
まだ正義の味方なのかな〜って思っていたら、
微かに思いを寄せていた女に裏切られた瞬間、
その子を自分がやっちゃうなんて、とてもドライでサバサバしています。
何も考えず感性で観る映画で、
バイオレンス映画が好きな人は意外と嵌るのではないかと思いますが、
決して強く勧めるものではありません。

お金を払ってまで観たいとは思わない作品でした。
by asat_abc | 2011-11-26 23:09 | 映画_新作
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