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「マネーボール」、ブラピの目指すもの

MLB、オークランド・アスレチックスのGMビリー・ビーンを描いた物語で、
ブラッド・ピットが主演した映画です。
ビーンは高校時代、ドラフトで一位指名を受けた選手でしたが、
プロの世界はそんな甘くはありませんでした。
選手としては大成できないまま現役を引退、
スカウトなどを経験したのち、現在のGMの職につきました。

当時ビーンが抱えていた問題は、チームが強くなったと思ったら
フリーエージェントで主力選手を金満チームに引き抜かれ、
チームの骨格がガタガタになる事でした。
日本ではいつも広島が阪神にやられている事です。

MLBでは分業化が進んでいます、
GMの仕事は選手をスカウトしチーム編成する事、
監督は編成された状況で最良のパフォーマンスを上げる事、
と明確になっています。
ビーンはFAで金持ち球団が断然有利になっている選手編成を
サイバーメトリクス理論で対抗する事に決め、
他のチームでは見向きもしない選手を
ピーターの解析能力を活用し
チーム編成し始めます。
殆どの球団が補強選手を経験や勘に頼っていた中、
彼が取ったサイバーメトリクス理論とは
選手を今までの実績から数値化し、可能性を予測するというものです。
そのため解析能力に優れてはいるものの
野球はズブの素人のピーターをスカウトする事から始めました。
既成の方法に頼っている従来のスカウトマン達からは猛反発、
挙げ句の果ては監督までも獲得した来た選手を使いません。
獲得した選手を使わせるため、
現在のレギュラーをトレードするという背水の陣にうってでます。
選択肢をなくす事で、コレしかないという状態にチームばかりでなく自分自身も追い込み
必死で新しい道を築いて行ったのです。
連戦連敗だったチームも背水の陣を敷いてからはガラッと一転、
アリーグ記録である20連勝を記録し、
シーズン優勝を果たしたのです。
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この映画は自分の道を切り開いて進んで行く、
現代の開拓者の話しです。
開拓者には既成勢力の抵抗が必ずあります。
開拓の方法が斬新であれば有るほど、
その抵抗は激しくなります。
それに如何に立ち向かうかは志しの高さしか有りません。
日本の政治家達に観て欲しい一本です。
by asat_abc | 2011-11-23 16:50 | 映画_新作
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