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「素敵な金縛り」、西田敏行の顔、デカッ!

三谷ワールドはいつも独特の世界を醸し出します、
どちらかといえば映画よりも舞台劇の方が似合いそうな設定です。
出演者は賑やかで、
主演をはれる人達が次々と軽い役で登場します。
佐藤浩市は前回作品からのつながりを意識しているのでしょうか、
相変わらず売れない役者の役どころです。

竹内結子は三谷作品には初登場、
今までのイメージとはまるっきり違う、悪女役です。
でも彼女の地に近かいような気がします。
篠原涼子の旦那さん、市村正親はインチキ修験者で登場です。
悪いような良いような微妙な立ち回りです。

草なぎ剛は優しい父親役ですが、
ちょっと笑いがこぼれてくるオチが用意されています。

主演は前回に引き続き、深津絵里と西田敏行のコンビです。
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深津はダメ弁護士で失敗ばかり、もうあとが無いぐらい追い込まれ、
今回失敗すれば廃業の危機だというのに
今回のクライアントはアリバイもハッキリしない男です。
その男の無実を証明してくれるのは落ち武者の幽霊!
その幽霊役が西田です。
幽霊は瞬間移動など出来ません、
いろんな食べ物を味わいたい食いしん坊の癖に
実際には食べる事が出来ません。
なんか幽霊の神秘性が失われて、怖く無くなっちゃいます。
そんなトンマなやくどころを西田が独特のキャラクターで演じてくれます。
今回はそれにもう一人、中井貴一が絡んできます。
敏腕検察官の役で、幽霊が証言台に付くことを認めてくれる物わかりの良い人のように見えますが、
実はそんなアリバイぐらいではたじろがない自信家さんです。
でもそんな彼には納得できる弱点を用意してあるので、トンマな弁護でもなんとかなるようにしていました。


物語としては、もし、お化けがいたら?
という設定だけでも大変な事なのに、更に
そのお化けを法廷で証言させたらという着眼点は今までにと無かったアイデアです。
それも単にアリバイを立証させるだけではなく、ダメダメ弁護士の成長物語も用意して、
クライマックスには犯人探しを用意してくれていました。
でも正直少しばかり虫が良すぎる設定のようなでは有りますが。


三谷ワールドはきっちりと彼がイメージする虚構の舞台を作り上げ
その中だけで通用するお話を我々に提示してくれますが、
私にはその虚構ゆえ物足りなさも感じます。
でも世間の評価は好意的で当分興行ナンバーワンが続きそうですね。
by asat_abc | 2011-11-19 18:26 | 映画_新作
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