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「岳」、小栗旬と長澤まさみのコンビです

監督:片山修
出演者
島崎三歩:小栗旬
椎名久美:長澤まさみ
山荘食堂のおばちゃん:市毛良江
山岳隊隊長:佐々木蔵之介
山岳隊隊員:石田卓也
125分、2011年制作
東宝映画

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山岳人間ドラマは直ぐ幕を開ける。
不注意な行動で雪山を登っていた青年が滑り落ち
クレパスの中で体をくの字にして落下を防いでいる。
温度は氷点下25度、もっても数十分、山岳救助隊に救援電話が入るが、
到着までに一時間はかかってしまう。
そこで既に山にいるボランティアの島崎三歩に電話を入れる事にし、
それから現場に駆けつける。
椎名久美は勤務先になる山岳救助隊に丁度やってきていて一緒に駆けつける。
連絡を受けた三歩はダッシュで現場に向かい瀕死の遭難者をおぶって救い出す。
遅れて山岳救助隊が到着、そんな三歩のかっこ良いシーンから始まる。
そして久美は三歩に興味を抱く。

渋谷を歩いていてこの映画「岳」のでっかい看板を見つけたのは2月の事だ。
公開は5月7日から、小栗旬と長澤まさみのコンビだったら
そんなに宣伝しなくてもそれなりに入るんでは?なんて思っていたし、
今日の試写会もめちゃ混みだ、なんて思っていたら、予想に反して空席が目立った。
確かに長澤まさみは旬が過ぎたって感じはするが、小栗旬は今がまさに旬?

今回の役柄がどうだったかなどと言うことはあとに譲る事にして、
小栗旬による、小栗旬の、小栗旬の為の映画
である事は確かだ。
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話は長澤まさみ演じる椎名久美の視点から語られる。
彼女が一人前になる上で三歩はとても重要で
山岳救助に関するイロハを教わる。
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雪山での歩き方とか、もしも転んで滑り落ちる羽目になったときの対処方法とか。
そんな三歩に必死についていこうとする反面どうしても理解できない部分を感じる久美。
いくつかのエピソードを絡めながらふたりの理解は深まってゆく。
久美が切り立った斜面で登山の練習をしていると、突然何かが落下してくる。
その場に行ってみると若い男が倒れている。
背負って助けようとするが背負った若者が急に重く感じる。
絶命したのだ。
隊長に死体をその場から落とせと言われるが、できない。
その場に駆け付けた三歩はその死体を傷つかないようにくるんだとはいえ、
物でも扱うように、死体を放り投げる。
久美には死体に慣れ過ぎた異常な行動に思え、我慢出来ず反発してしまう。
その上、安否確認に来た(死者の)両親にお前のせいでこうなったんだ、
土下座しろと言われ、
土下座までする三歩の行動は到底理解できない。
確かにこのシーンは私もどうかなぁ、と思ってしまった。


次のシーン、
援助を求められ駆け付けてみれば、まるで散歩にでも来たかのような軽装だ。
なのに三歩ときたら、まっている間心細かったはずだなどといって
軽はずみな行動を取った相手を簡単に許してしまう。
それが我慢できず、一人腹を立てて下山する久美。
ところが下山中に足を滑らせ自分が遭難してしまう。
真っ暗になって心細さが実感としてわかったような気分になった。
何とかライトを見つけ出し、三歩に教えてもらった遭難信号を送る。
おかげで何とか救助されたが、おもいっきり自己嫌悪。
職場へ行けずぼ〜っ部屋で過ごす久美の元へ隊長がやってきて、
三歩の事を教えてくれる。
彼には無二の親友がいて、彼といつも一緒に山を登っていた。
その親友が断崖絶壁から落下、即死した。
三歩は親友を二日間背負い詰めで山里に辿り着く。
山に入ったら何が起きるかわからない。
だから出来る限りお腹いっぱいにしておくんだ、
という三歩の言葉の意味がわかったのだ。


c0146834_22331744.jpgそして、最後のクライマックスがやってくる。
穏やかな天気が一転猛吹雪になった。
二人の親子連れ、三人のパーティー、7人のパーティー、3グループが消息をたった。
いち早く山の連絡場所に辿り着いた三歩の連絡のおかげで
親子連れ以外は無事に救助されるが、久美が向かった親子だけは消息不明、
彼らを助けにいくのは久美一人。
彼女は助け出すことが出来るのか。


流石にまだ公開前なので、この続きは、1ヶ月後に付け足します。


漫画が原作にあり、主人公のイメージを損なわないようにするため、
小栗旬の持つ格好良さが今一だった、というのが私の見たてです。
三歩はかなり単純化された設定で、自転車に例えると二段変速の男です。
幼稚で純粋で人を疑うことを知らない前向きの人間
もう一つは真面目で誠実で
どちらにしても優等生です。
でも小栗旬の魅力は、表面的には冷たいクセに
心は温かいニヒルな役です。
もっと自分の魅力に合った役を演じて欲しいものです。

暇だったら観ればぁ〜
それが偽らざる感想です。
by asat_abc | 2011-04-26 20:57 | 映画_新作
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