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「それでも恋するバルセロナ」、これがウッディ・アレンの味なのか

監督・脚本:ウッディ・アレン
出演:スカーレット・ヨハンソン、ハビエル・バルデム、ペネロペ・クルス、
レベッカ・ホール
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軽妙なタッチでありながら深刻なテーマを忍ばせている様に見えた
この作品は、四人の魅力的な人物で構成されていました。
中心にいるのは若いヴッキーとクリスティーナ。
演じるはレベッカ・ホールとスカーレット・ヨハンソンの二人です。
この二人を惑わすいけない大人は、ハビエル・バルデムと
ペネロペ・クルスのスペインを代表する魅力的な役者です。
未熟で恋に悩む若い二人を円熟期に差しかかった二人が
引っ掻き回します。
結果、ヴッキーは結婚したばかりだというのにあわや離婚
という決断を迫られます。
クリスティーナは三角関係での生活や同性愛も経験する事に
なります。だけど、そんな経験を踏みながら成長していくのだ
と思います。

欧米人は様々な経験を実践しながら自由を勝ち取っているのだ、
ヤワな気持ちでは彼等に適わないということを妙に納得しながら
観ていました。
かなり重いテーマを力を抜いて軽妙なタッチで魅せてくれるのですが、
力投型のグイグイ圧してくる方が性に合うせいか、
軽い音楽に相俟って、はぐらかされているような気がして、
感情移入出来ませんでした。
ライト感覚の雰囲気を楽しめる人には良いかもしれません。


by asat_abc | 2009-06-10 21:47 | 映画_新作
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