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「チェイサー」、韓流クライムサスペンスは凄い!

ナ・ホンジン監督
キム・ユンソク、ハ・ジョンウ出演

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映画の評判がとても良いので
5月の一本目は韓流「チェイサー」にしようと
映画館を探していたら
何故だか「コナン」が出てきてしまう。
頭を傾げても理由が判らない????
ようやくわかった。
今回のコナンの副題が漆黒の追跡者(チェイサー)、
となってる為に検索してしまっていたようナノだ。

さて、この映画を観るには覚悟がいる。
心臓の弱い人はやめた方が良い。
私もグロいのは弱い方なので
最初のうちは体が仰け反ってしまっていた、
だが、
最後の方では、慣れてしまった様で
水槽に沈んだ切り取られた顔をオブジェの様に眺めていた。

この物語はほんの1日の出来事なのだが、
とてつもなく濃密な1日ナノだ。
そして、この一日を最低でも
三人は一生忘れることが出来ない
そんな重い重い一日なのだ。もしこれがノンフィクションならばだが。

元刑事のゴミと呼ばれるジュンホはいまではデリヘル嬢斡旋の経営者、
このところ斡旋した女が立て続けに行方不明なり、
今日も女の斡旋に苦労する。
何とかなったと思ったらとんでもない事に気づいた。
その男のところにいった女がみんな行方不明になっているのだ。
そこからこの映画は急発進していく。
その男、ヨンミンは見た感じ、優しそうで人殺しなど無縁の印象。
だが一変、まるで空気を吸うが如く人殺しをする。

運良くジュンホは何とかこのヨンミンを捕らえ、結果、彼を警察に引き渡す。
ヨンミンはあっけなく自白する。
「えっ!」、こんなあっけなく?という感じで、これからどうなるの?
と思っていたら、そこからどんどん意外な展開がよどみなく続いて、
125分間はあっという間に過ぎていく。

この映画で一番気に入ったシーン、
観ていないとイメージが湧かないかもしれないが、
母親の死を確信した少女が雨の中を走る車の助手席で泣くシーン、
最初は心細げに、徐々に雨と同じ土砂降りに。
運転するジュンホは電話で誰かにわめき散らす。
そんなシーンを車の外からカメラが追う。

それと、重苦しいテーマの中、笑いの隠し味が施されている。
映画のテーマとはまるっきり関係なく、
市長が人気挽回とばかり市場視察に出るのだが、
反支持者と思しき人物から黄色い汚物を投げられ、顔に命中、
次の日病院から退院するときマスコミがきていると思い見渡すと
偶然血だらけのジュンホだけが近づいてきて、慌てて車の中へ逃げ込んでいく。
どこの国でも、政治家には失望しているようです。


私的にはかなり堪能できた、お勧めの作品です。
この映画のリメイク権をディパーディットで味をしめたデカプリオが
買い付けたそうです。
さらに、韓国国内では507万人が観たという大ヒット作品で
低予算で無名の人達でも中身がよければ口コミでヒットするという
典型的な作品です。

そして、主人公よりも殺人者であるヨンミン役の
ハ・ジョンウが光る作品でした。

まずは、論より証拠
サスペンス物が好きな人はぜひご覧下さいませ。


by asat_abc | 2009-05-10 01:13 | 映画_新作
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