サッパリしたテイストの「オカルト」白石晃士監督 ちょっとぼやけていますが、開映前に 監督と出演者の舞台挨拶がありました。 低予算映画らしく、監督、助監督、製作者みんなが出演しての手作り映画の様でした。 それにしてもボケてますね、この写真。 手に持っているチラシは とてもおどろおどろしいのだが、 映画の方はかなりサッパリしたテイストでした。 三年前にある通り魔殺人が起こった。 白石監督はその事件の軌跡を追おうと、 ドキュメントの製作に取り掛かる。 その事件の被害者で 唯一の生き残りである江野と知り合い 徐々にその事件の深みに嵌って行く。 江野は事件の後から、色々なお告げが聞こえ始め、 通り魔から託された次の行動を取ろうとしていたのだ。 そして実は白石の記録に残そうとするその行為も お告げに関係していたのだ。 ドキュメント風にこの映画は進行していきます。 とこまで本気で、 どこからシャレなのか混沌とさせたまま、 少しづつ、少しづつ、映画はクライマックス へ登りつめて行く。 実はこの映画にはクライマックスなど来ず、 どこかで肩透かしを喰らわせるのだろう、 どうやってボケるのだろうか、 と 思っていたのですが、 本当にクライマックスへまでもって行っちゃったのです。 そして最後の最後に 落として見せました。 人間って奴は、 目の前で自分の身に怪奇現象が起こってしまったら、 きっと何でも信じてしまうのだろうと、 妙に事に感心しながら観ていた。
by asat_abc
| 2009-04-05 00:06
| 映画_新作
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