フランス映画祭「西のエデン」
フランス映画祭の出品作品を観ました。
とても良い作品でした。 上映後、監督のテーチインがあり、とても為になりました。 どんな作品かと言えば、 フランスへ不法入国する一人の青年エリアスの話です。 彼が南仏に辿り着いてから、パリに着くまでの、 そしてその後の暗示が込められていました。 とにかく波瀾万丈、身分証明書を持っていないので、 警察に何度も何度も追われ、走るシーンが印象に残りました。 彼の乗った不法入国船はもう一歩というところで だ捕されてしまい、彼は海に飛込み 逃げた。 逃げた先は ヌーデストビーチを持つエデンクラブ。 何とか従業員に紛れ込み難を逃れ、 バカンスに来ていた婦人とアベックになる。 その祭のシーンが面白い。 マダムは突然の豪雨の時に たまたまカッパのようなモノを持っていたエリアスに シメタと思い 声をかけたのたが、 彼を狙っていたのは そのおばさんだけでなく、 二人が出ていく姿を見て、 若作りの綺麗なお姉さんが「チェッ、あの女にやられた」と嘆くシーンがあるのだ。 ヨーロッパは肉食女子だらけのようだ。 それはともかく、 希望は、パリへ来たら会いに来いといってくれたマジシャンの言葉だ。 彼はパリを目指し、波瀾万丈の旅を続ける。 二度続けて悪い人に会うことないものの、 二度続けて良い人に会うこともない。 そしてたどり着いたパリで彼が見たものとは。 フランス映画らしく 一つ一つすべてに意味が込められた 佳作である。
by asat_abc
| 2009-03-16 00:15
| 映画_新作
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