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フランス映画祭「西のエデン」

フランス映画祭の出品作品を観ました。
とても良い作品でした。
上映後、監督のテーチインがあり、とても為になりました。

どんな作品かと言えば、
フランスへ不法入国する一人の青年エリアスの話です。
彼が南仏に辿り着いてから、パリに着くまでの、
そしてその後の暗示が込められていました。
とにかく波瀾万丈、身分証明書を持っていないので、
警察に何度も何度も追われ、走るシーンが印象に残りました。



フランス映画祭「西のエデン」_c0146834_19154059.jpg


彼の乗った不法入国船はもう一歩というところで
だ捕されてしまい、彼は海に飛込み
逃げた。
逃げた先は
ヌーデストビーチを持つエデンクラブ。
何とか従業員に紛れ込み難を逃れ、
バカンスに来ていた婦人とアベックになる。
その祭のシーンが面白い。
マダムは突然の豪雨の時に
たまたまカッパのようなモノを持っていたエリアスに
シメタと思い
声をかけたのたが、
彼を狙っていたのは
そのおばさんだけでなく、
二人が出ていく姿を見て、
若作りの綺麗なお姉さんが「チェッ、あの女にやられた」と嘆くシーンがあるのだ。
ヨーロッパは肉食女子だらけのようだ。

それはともかく、
希望は、パリへ来たら会いに来いといってくれたマジシャンの言葉だ。


彼はパリを目指し、波瀾万丈の旅を続ける。
二度続けて悪い人に会うことないものの、
二度続けて良い人に会うこともない。

そしてたどり着いたパリで彼が見たものとは。


フランス映画らしく
一つ一つすべてに意味が込められた
佳作である。
by asat_abc | 2009-03-16 00:15 | 映画_新作
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