サーチャーズ2.0今年の一本目はアレックス・コックスの オフビートコメディ、かなりゆるい映画です。 監督の名前が前面に出ていますが、 この監督の素養が何も無いまま観た為に、 ちょっと火傷してしまいました。 物語は 子役として出演した作品でプロデューサーにいじめられた 初老の二人が、 そのプロデューサーに復讐しようとするわけですが、 彼等の合言葉は「石油・正義・復讐」なのです。 これって、 アメリカの政治に対するブラックジョークに他ならないわけで、 批判精神旺盛なテイストです。 しかしながら、 誰でもが楽しめるという作品ではなく、 監督の方が観客を選んでいるように思えました。 復讐の目的地につくまでの二人の延々と続く映画ネタのやりとりや、 全編に流れる「めがね」のような弛さを楽しめる人でないと、 いってしまうかも、です。 最後に 目的のプロデューサーを探しあてた後の決闘シーンと その結末は失笑すること、うけあいます。 そして 最後の最後にくる唐突なエンディングにどう対処すればよいか、 戸惑うことでしょう、って、 自分の事をいってしまいました。
by asat_abc
| 2009-01-06 21:32
| 映画_新作
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