「帝国オーケストラ」

今回は、ドイツのお勉強です。

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ベルリン・フィルハーモニーの誕生125年を機会に
今まで語られてこなかったナチの時代の活動に迫った作品です。
語られてこなかったのは、
ナチスのプロパガンダに利用された為に
自ら明らかにはしたくなかったという理由もあったようです。
その証拠に、
当時の様子をおさめたフィルムは実に多く残っているようです。

時の権力に自らすりよっていったのか、
それとも上手く利用されてしまったのか、
試写会後のパネルデスカッションで、
監督やゲストの江川紹子等が上手く説明してくれました。
一番参考になったのは
ドイツ文学者の池内紀(おさむ)でした。
当時のナチスは国民の声をよく聞き、
多くの事を国民投票で決めていたようです。
だから、
当時(1937年頃)のナチス政権の支持率は
なんと98%もあったそうです。
国民全員が政府を信じていたのです。
政府と協調歩調を取ることに
何の躊躇いがあったでしょうか。

このドキュメンタリーは
未だ生存している
二人の楽団員の証言
及び楽団員の子孫の人達の証言を
ベースに進められていきます。

とても皮肉な事に、
この時代のベルリンフィルハーモニーのレベルは、
フルトベングラーという指揮者の存在もあり、
かなり高かったようです。


なお、
有名なカラヤンはフルトベングラーの次の時代の指揮者のようです。
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by asat_abc | 2008-10-28 22:17 | 映画_新作
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