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ネタバレ「相棒 X−day」、しょっぱい映画観ちゃった

今年の49本目

田中圭、川原和久、国仲涼子
橋本一監督

この映画を観ながら、二時間ドラマと映画の違いを考えてみた。①映画にはコマーシャルがない。②映画には豪華な出資者と時間をかけた演出がある。③大きなスクリーンで迫力ある映像と音楽がある。④テレビではタブーの題材や演出がある。⑤映画の方が制作者の思想や思いをより強く訴えかけることが出来る、などなど。ところで今日観た「相棒」が該当するのは①だけ、と言わされ得ないしょっぱい出来だった。スピンオフ映画の興行としては上出来だそうだか、騙されたと思った観客が多かったのではないだろうか。

銀行マンがビル屋上から転落死した。捜査を受け持つのは捜査一課の伊丹刑事、右京さんを目の仇にするあのデカだ。彼と映画でタッグを組むのはサイバー犯罪対策課、田中圭扮する岩月刑事。このふたり、ケンカしながらも仲良く捜査してゆく。彼等が追っている事件の裏には銀行のシステムトラブルを引き起こす陰謀が渦巻いている。関与するのは財務省や金融庁、それに警察庁も巻き込まれ、政治的圧力という捜査妨害を受けるが、現場叩き上げの伊丹刑事にはそんな事は関係ない。そんな熱い思いに若月刑事も引っ張られていく、というものだ。
いつものように木村佳乃がエッジのきいた政治家役で悪徳な陰謀を企てる者達をチクリと刺す役どころで出ている。

正規の料金を払って観に行く事をお勧め出来る出来ではない、このシリーズを愛する人限定の作品だと思う。

評価はB-、70点
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by asat_abc | 2013-03-28 06:35 | 映画_新作

ネタバレ「クラウドアトラス」、壮大な世界観

今年の33本目

トム・ハンクス、ハル・ベリー、ジム・スタージェス、ヒュー・グラント
ウォシャスキー姉弟&トム・ティクヴァ共同監督
映画の予告編で何度か観たら、その壮大な世界観に惹かれ絶対観たいと思った作品です。19世紀から24世紀までの6つの話しが絡まりあってスケール感たっぷりでした。ただ、六つの話しがパラレルに流れるので、最初は何が何やら筋を追うだけでいっぱいいっぱい、目まぐるしさに馴れたのは二時間も過ぎた辺りから、ちなみにこの映画、三時間を少し切るぐらい長い映画、一回では理解しきれなかったので既に二回観ちゃいました。六つの話しがパラレルに流れるこの映画では六つのクライマックスが一度に雪崩れ込むのですから凄い迫力です。
ひとつ目のお話しは19世紀前半、アフリカからアメリカへ帰る途上の船での出来事、奴隷取引をしようとしている主人公の若者を信じ、船長に船の人夫に勧めてくれるように頼み込む黒人密航者。最初は鬱陶しく思っていた若者だが、財産を狙い毒を飲まそうとする医者から助けてもらった事から、主人公は最後に奴隷解放運動に身を投じる事を決意する。
二話目は1930年代、男色の音楽家志望の主人公の話し。自分が思い描く「クラウドアトラス」を作曲しようとしている時、才能の枯渇した有名老作曲家にその曲を奪われそうになり、拒否したはずみで殺害してしまう。曲を完全させた後、彼は自らの尊敬をかけ、死を選ぶという話しです。彼が愛読していた本は1話目の主人公が書いた海洋冒険日記でした。
第三話は1970年代の話しでハル・ベリーが(わかりやすく特殊メイクなしで)登場します。第2話の主人公の愛人だった男性が老科学者として重要な事実をハルに託そうとする直前に殺害されてしまい、ハル演じる編集者が人殺しまでして隠そうする真実に迫り、石油ロビイストの陰謀を暴くという話しです。
第4話目は時代はちょうど現代、いい加減で夢を無くした老編集者はある事件をきっかけに凶悪な者達に強請られてしまい、兄を頼って身を隠すように勧められた場所は二度と娑婆には出て来れない養護施設だったのです。そこから如何に脱出したかというコメディです。
第5話は未来の韓国、ネオソウルでの出来事です。クローンのソンミ達は年季奉公が終わり自由の身になるのを願い長い間働き続けます。ところが年季奉公があけ自由の身になれるというのは真っ赤な嘘で、殺され食料とされていたのです。その事がわかった彼女は自分の意志で為政者達と戦うという話しです。
最後の6話目は人間文明が崩壊後の話しです。トム・ハンクスが主人公で登場します。最後のエンドロールでわかった事ですが、彼やハルは総ての話に登場していたのです。ちなみに第1話目は主人公を殺し財産を狙う医者役、第2話目は宿屋の強欲な主人役、第3話目はハルを助けようとする原子力研究所の職員、第4話目は作家で、裏の顔は凶悪な者達のボスという役。第5話目はソンミが好んで観た映画に登場する役者さんでした。

まさしく壮大な歴史絵巻であり、まるで手塚治虫の「火の鳥」を観ているかのようなの感覚になりました。一話一話が単独ではなく、過去の行いが次の時代に引き継がれて行く輪廻転生の思想が色濃く現れていたからです。実写版にしたらきっとこんな感じだったのではと思いました。

今年のナンバーワンですから評価は
A95点です。
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by asat_abc | 2013-03-20 09:35 | 映画_新作

2012年の鑑賞記録 -第4Q編-

2012年10月~12月の鑑賞記録です。


10月は23本、年間200本を確実なものにする為にちょっとダッシュ。
158「終の信託」B+86点
159「ポー最後の5日間」B82点
160「アウトレイジ ビヨンド」B83点
161「ライク・サムワン・イン・ラブ」B79
162「シネマ歌舞伎 籠釣瓶花街酔醒」A-91点  
   中村勘三郎は凄い!
163「夢売るふたり」A-91点
   西川美和監督の作品は繊細ではずれがないと思うのですが。。
164「どうぶつの権利」評価対象外 ドキュメンタリー
165「聖者の食事」評価対象外 ドキュメンタリー
166「シャドーチェイサー」B80点
167「アイアンスカイ」B+88点
168「希望の国」B+89点
169「新しい靴買わなくちゃ」A-91点
170「セイフ」B85点
171「中島みゆき 歌姫」評価対象外
172「アルゴ」A93点
173「みんな一緒に暮らしたら」B85点
174「ヘッドハンター」B+89点
175「エクスペンダブルズ2」B+87点
176「ペンギン夫婦の作り方」B79点
177「禁断の惑星エグザビア」B80点
178「思秋期」B+89点
179「ゾンビ革命」B80点
180「みなさんさよなら」B85点

11月、早々とこの月に200本達成
181「METライブビューイング 愛の妙薬」評価対象外
182「リンカーン 秘密の書」B-75点
183「のぼうの城」B+89点
184「危険なメソッド」B+89点
185「黄金を抱いて飛べ」B86点
186「007は二度死ぬ」B79点
187「私の奴隷になりなさい」B80点
188「ゲキシネ 薔薇とサムライ」B86点
189「悪の教典」B85点
190「北のカナリア」A-91点
191「ウォリスとエドワード」B83点
192「人生の特等席」B86点
193「声をかくす人」B+88点
194「チキンとプラム」B80点・・・期待はずれ
195「シルクドソレイユ」評価対象外・・・寝てしまった
196「任侠ヘルパー」B+89点
197「ミステリーズ」A-90点
198「アナザーハッピーディ」B+88点
199「映画と恋とウッデイ・アレン」B80点
200「ふがいない僕は空を見た」B+89点
201「カラスの親指」B83点
202「グッドモーエビアン」B80点

12月、師走は忙しくて14本で終了
203「「愛について、ある土曜日の面会室」B83点
204「恋のロンドン狂騒曲」B+89点
205「その夜の侍」B+88点
206「ドラゴンゲート」B80点
207「砂漠でサーモンフィッシング」A-91点
208「東京物語」B+88点
209「ウーマン・イン・ブラック」B83点
210「007 スカイフォール」B+88点
211「ホビット」B83点
212「恋愛だけじゃダメかしら」B-75点
213「Hick ルリ13歳の旅」B85点
214「髑髏城の七人」A93点
215「フランケンウィニー」B80点
216「レ・ミゼラブル」B+90点

一年の最後の鑑賞作品は「レ・ミゼラブル」で締めました。
が、期待しすぎのためか、あまり心に響きませんでした。

と、いうわけで、2012年は216本でした。
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by asat_abc | 2013-03-17 00:16 | 雑記