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「鍵泥棒のメソッド」、喜劇味に嵌ってください!

週末は2本の映画を観ました。
『最強のふたり』は
事故で首から下が麻痺してしまった大金持ちの障害者と
彼の介護役として雇われた貧しい黒人とのヒューマンストーリー。
障害者だからといって容赦することなくその事をギャグにし、
健常者と同じ扱いをする黒人男性。
感性、人それぞれだから傷付く人もいるだろうが、
介護される人間が強い人ならそちらの方を望むのだろう。
二人の掛け合いが面白いし、更に魅力的なのは黒人男性の
粗野だけど飾らない率直なものいいだ。
最初は嫌な奴と思っていた人もいつしか彼を受け入れ頼りにしている。
この話しのエンドロールの時にモデルとなった人物が写っていた。
黒人男性に荒々しさがなく、ちょっとイメージと違っていたのは残念。


もう一本は
『鍵泥棒のメソッド』
今回のオススメ映画です。
内田けんじ監督といえば『アフタースクール』
あの時は堺雅人と大泉洋そして常盤貴子でしたが、
今回の『鍵泥棒のメソッド』では
堺雅人と香川照之そして広末涼子です。
前回よりもこちらの方が更に捻りが利いていて、ふだん中間辺りで時計を一度は確かめるのに、
この映画ではそんな確認をする事も無く140分間引き込まれていました。
羽振りの良いコンドー(香川照之)が記憶を失った隙に、
売れない役者志望のさくらい(堺雅人)が出来心からすり替わってしまう。
だがさくらいが入れ替わった男は伝説の殺し屋だったのだ。
そこに結婚したがり女のミズシマ(広末涼子)も絡んできて、
先の読めない事態が次から次へと展開してゆく。
伝説の殺し屋の殺人テクニックは抜群で、あっと言う間に一人片づけ
トランクの中に押し込める。
暫くしてさくらいが危険を察知し、トランクを開けるが、
死体は出てこない!
何故?
辻褄が合わないストーリーが最後には綺麗に、理路整然と明かされる。

荒川良々や森口瑶子も出演し、脇を固めてくれる。
荒川はどこか抜けたとぼけた組長役を演じてくれる。
森口は殺された男の情婦をしたたかに演じていたが、
美貌の女優も中年女となっては演技力で勝負するしかない。
「八月の蝉」の母親役とか、今回の情婦もどきの役とか、
ちゃんと女優開眼していると応援したくなった。
脇役も良かったが、この作品を光らせたのはやっぱり香川照之だろうと思う。
現在公開されている邦画の3割ぐらいには出ているのではないだろうか、
「るろうに剣心」、「夢売るふたり」、「鍵泥棒のメソッド」と観に行く映画にはほとんどといっていいほど出演している。
わさびを効かせる程の役柄から敵役までいろいろあるが、
本作では主演といって良いだろう。
断然観る価値おお有りだ!
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by asat_abc | 2012-09-26 06:36 | 映画_新作

「バイオハザード トリビューン」、ミラの勇姿

先日観た『ハンガーゲーム』とは対称的に、ただひたすらゲーム感覚のバイオレンスシーン、
ほんのちょっと休んだら、また一気に戦いのシーンが始まり加速する
全編戦闘シーンのオンパレード。
いや、一箇所色っぽいシーンがありました。
アリスが敵の手に捕らわれ監禁状態、
その時の姿が凄い。
前側に一枚、後ろ側にも一枚のタオルだけ、
横には隙間があって、見えそう!
何やら期待してしまったら、
助けの手が入り、
やっぱりいつものSMチックな戦闘服に変身してしまった。
さぁこの服になったら、バイオレンスが止まらない。

実はバイオハザードを映画で観るのは初めて、
今日は気分がすぐれなかったので
気分転換に思い切って観てみたら、
実に爽快な気分になれました。

まぁ、気分転換に向く映画だと思います。
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by asat_abc | 2012-09-24 06:12 | 映画_新作

「ハンガーゲーム」、噂に違わぬ傑作映画

全米ナンバーワンヒット作とか全世界オープニングナンバーワンヒットとか宣伝文句に良く使われるけど、
実際にそうだよと同意出来る映画はそうそう有るもんじゃないけれど、
このハンガーゲームに限っては、納得もんでした。
どこが素晴らしいかといえば、ストーリー構成でしょうね。
2時間23分という長時間をダレさせる事なく起伏豊かに魅せてくれました。
最初の一時間余りは静かにじっくりと、
ジェニファー・ローレンス演じる主人公カットニスの境遇とハンガーゲームの概要をわかりやすく、
そしてドラマチックに説明してくれます。

そしていよいよゲームの始まりです。
カットニスの鼓動が聞こえてきそうです。
決して死や殺戮を美化することなく身近なモノとして描こうしているのがわかるからこそ、
主人公は死なないという鉄則がわかっていながら
物語に引きずり込まれてしまいます。

そして最後のエンディングです。
簡単に帰すわけにはいかないが、もう二時間以上経っているだけに、
続きはこの次にとばかりに『ハンガーゲーム2』が公開予定だと、テロップが入りました。

作品も良かったけれど、
主人公カットニス役のジェニファー・ローレンスの演技力は出色モノです。
『ウィンターズ・ボーン』で初めて観た時からただ者ではないと思ったけれど、
その上ぜんぜん美人ではないけれど益々凄い女優になってました。

観て損のない映画ですよ。
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by asat_abc | 2012-09-20 21:34 | 映画_新作

「天地明察」、歴史のお勉強

この三連休に観たのはわずか二本、
ふたつとも邦画で、
『天地明察』と『ツナグ』。
どちらも題名は短いけれど、本編は長めです。
『ツナグ』の方は完全に長すぎの上に、学芸会がかっていて、観てるのがイタくなってきました。
桐谷美玲チャンは可愛いんだけど、いつものように一本調子だし、
橋本愛チャンや大野いとチャンの演技も頂けません。
非現実的な出来事を扱うのだから、普通程度の演技力ではヤッパリあぁなっちゃうんでしょうね。
遠藤憲一と八千草薫のパートではしっかり魅せてくれたし、
名優樹木希林も出ているのだから、
思い切ってシルバーをターゲットとした構成にしても良かったのでは、
と思うんですが、平川監督。

さて本題の「天地明察」です。
江戸時代4代将軍家綱の時代に大和暦を考案した安井算哲のお話です。
有名な算術家である関孝和、ご存知天下の副将軍水戸光圀、そして幕府の大目付や目付の保科正之、堀田正俊などが出てきて
歴史ファンには見応えある作品です。
その反面、語しの焦点を絞らないと上っ面の歴史物語になりかねないのがこの手の映画の弱みでしょう。
お話しは算哲が会津藩主保科正之に見いだされて暦を編纂するきっかけとなるところから
水戸光圀に名付けられた大和暦を命を賭して実証する話しを主軸に
彼と相思相愛だった妻との愛情物語をサブストーリーとした構成でした。
事実なのかどうかは確かめなければ、ですが、
授時暦(元の時代の中国の暦)に造詣が深い関孝和と知己を深め学問的な支援を受けていたとか、
水戸光圀が直接応援してくれる強力な味方だったとか
歴史ファンにとっては興味深い話しです。
一方感情の揺さぶりはかなり淡白で、
彼の支援者たちが亡くなる際に彼への支援を見守りながら逝ったというところでしょうか。

滝田監督の『おくりびと』で得た感動には遠く知的満足感を感じる作品でした。
まぁ観客の年齢層が高かったので、刺激少な目でよかったかも、ですね。
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by asat_abc | 2012-09-20 12:38 | 映画_新作

「夢売るふたり」えっ、松たか子の。。。

日曜日に日本映画を三連チャンしてしまいました。
『踊る大捜査線ファイナル』
観客の年齢層、少し高めですねぇ~、もう懐かしぃ~、と思われる映画?
『るろうに剣心』
若い役者が多く、いきいきとしてますねぇ~。
そして、
『夢売るふたり』。

3つの映画で
一番良かったのはやっぱり、松たか子でした。
二番目は阿部サダヲで、三番は佐藤健。
タケルくん、剣の腕前だけでなく、恋の達人でもあるようで、
映画では武井咲を虜にしていましたが、
実生活ではマエアツを虜にしている?。
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さて、本題の『夢売るふたり』の話です。
今年の邦画ベスト3には入る映画です、
「北のカナリア」などなどライバルは多いですが。
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監督は西川美和、この監督の作品は
「ゆれる」
「ディア・ドクター」
と観てますが、どんどん面白く深いお話になっています。
テレビコマーシャルでは単純に結婚詐欺師の話になっているようですが、
これは間違いなく夫婦の話が主軸です。
サダヲ演じる貫也とたか子演じる里子夫婦は借金して作った小料理屋を
火事で一瞬に失ってしまいます。
再建の目処も立たぬまま貫也はドンドン自堕落に腐ってゆきます。
その姿を見かね始めた里子は、
ある事件をきっかけに、夫の再生を賭け結婚詐欺をさせることを思いつく。
詐欺で得たお金で貫也の夢が膨らんでゆく一方、
里子の心の中はどす黒い内出血をおこしていく。
さて、その顛末をどのように納めているのか、
劇場で観る価値がおお有りの映画だと思いました。

見所のシーンは
結婚詐欺を思い付くきっかけとなった出来事だ。
店を失ってどん底状態の貫也が店の客だった女性と弾みで出来てしまった、
事の後ですっかり打ち解けた彼女は
貫也を殴ってむしゃくしゃする気持ちをすっきりする代わりに
大金を提供してくれる。
喜んで如何にも昔の仲間から融資を受けたと説明するものの、
直ぐにバレてしまい、里子はその金を燃やし、
風呂に浸かっている貫也に叩きつける。
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夫をその状態にしたまま、お湯の温度を上げてゆく、松の迫力ある目つき。
サダヲの気の弱い亭主ぶりと、
松の狂気にも似た思いがストレートに伝わってくるシーンだ。


この映画には女を騙す過程は余り出てこない。
唯一田中麗奈に対するシーンぐらいだ、
あとはいつの間にか女の方が積極的に貢いでいるという塩梅。
そしてその陰にはいつも里子が、タイミングを計って指示を与えている。

だが、元はといえば真面目な夫婦。
貫也も妻も心に疑問を抱いている、
それをお店を持つのだという、大義名分で考えないようにしているのだ。
サダヲは里子に操られる凧だが、
あやつる里子の方は別に凧を上げる自発的な理由はないのだ。
その凧が自ら糸を切ったとき、事件はおきる。

サダヲの演技も魅力的だが、松の表現力は見事につきる。




最後にきっと目の錯覚だと思うんですが、
まったく濡れ場とも違うシーンなんですが、
トイレから出て無造作にパンツを脱いで生理用品を付けるシーンがあったのです。
その際に黒い翳りが見えたような。。。
きっと気のせい?
妄想?だと思うのですが。。。
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by asat_abc | 2012-09-14 10:12 | 映画_新作

「コッホ先生と僕らの革命」ドイツとサッカー

Jリーグが出来て以来日本のサッカーのレベルは確実にあがり、
今やドイツのブンデスリーガへ多くの選手進出する時代です。
残念ながら世界最高峰のリーグとは言えないが
ドイツ自体は世界の上位に常にランキングされるのはご存知の通りです。
ずっと昔からサッカーを愛し、国として保護推進しているんだと勝手に思っていたけれど、
良く考えてみたらフットボールの誕生の地はイングランド、
その国とドイツは敵対していたわけだから、敵性スポーツに熱心な訳があるはずもなく。。。

ドイツにサッカーをもたらしたのは
オックスフォード大学で学んだドイツ人教師、
コンラート・コッホだということを
この映画で知りました。
きっと規律を重んじ組織プレーを重視する国民性にマッチしたのでしょう。
たかだか100分程度でその導入時の苦労を語り尽くせる訳が有るはずも無いのですが、
少年達を通してサッカーが語りかけてくる魅力によって
教科書では学べないチームプレーやフェアプレー精神、
更には人に服従することなく、自身で考えて行動する信念を持つ人間に
このスポーツが導いてくれる事を描こうといていました。

当時の上流階級者とその子を通して、
彼等が如何に国益を大事にして、それを守るための選民思想を信る時代だったか。
それをサッカーというチームスポーツが子ども達の心に作用し
歪んだ価値観をゆたかなものへと導いていったかを描こうとしていました。
あり得もしないスーパー熱血教師ではなく、
生身の教師のあまりパッとしない奮戦記として描かれているので
感動はイマイチですが。
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by asat_abc | 2012-09-06 06:53 | 映画_新作

「白雪姫と鏡の女王」童話の世界でコメディを楽しんで

何故か白雪姫が流行ってます。
白雪姫は西洋の社会ではメルヘンのスターなのでしょう。
だからいつの時代にも何度となく映画化されることになるのでしょうし、
描き方も斬新なものが出てきます。
今回はジュリア・ロバーツを前面に出し、浪費大好き王女のコメディです。
白雪姫と言えば
継母、鏡の魔女、7人のこびと、毒リンゴ、そして王子さま
がキーワードですよね。
白雪姫には、可憐なリリー・コリンズちゃん、
お城に閉じ込められて外出したことのない世間知らずの無垢なお姫様です。
どちらかといえばお姫様衣装よりボーイッシュな服装の方が似合ってました。
7人のこびと達は竹馬にのった大男風の盗賊団で登場します、今年は出演作が沢山あって良かったですね。
一番笑わせてくれるのは王子さまのアーミー・ハマーです。
何度も胸毛ボーボーのセミヌード姿にされて、間抜けに演じてくれています。
ジュリア王女の策略で子犬用の惚れグスリを呑まされて
さぁ大変、とっても笑わせてくれます。
堅苦しさは一切なく、ケラケラ乾いた笑いがこぼれるのですが、
大の男の大人が当日料金を払って観るほど価値があるとは、
私にはとても言えません。
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by asat_abc | 2012-09-05 06:48 | 映画_新作

「トータル・リコール」前半は面白かったのに

月曜日の映画館はガラガラ状態、
気のきいたところは会員向けのサービスデーにしたりしてるけど、
まだまだそんなところは少数派。
というわけで今日月曜日の映画館はがらがら状態。

もともと映画館だと前に座った人の影響を受けるもないのでゆったりと出来るけど、
逆に空調がききすぎて寒くなってしまう。
そんな状況ではカッと熱くなるアクションものが最適、というわけでもないけれど、
『トータル・リコール』を観ることにしました。
昔シュワちゃんが演じた時のトータル・リコール社は格調高い会社で
火星旅行を魅せてくれたけど、
今回のコリン・ファレルは違法ドラックでもやるかの感じです。

映画としては
前半から中盤までのコリン演じるクエイドを何故生かして
美人の奥さんに監視させておいたのかというところは、
とても納得出来たけど、最後の予定調和的な結論はイージー過ぎて頂けない。
途中までは久々にインディー・ジョーンズに迫るジェットコースタームービーかと思えて頂けに残念。
きっとアクション全開で押し切りたかったんだと思うけど、それなりの説得力は必要だよね。

この映画で見つけ出し見所は助演のジェシカ・ビールが魅力的な鬼嫁を演じていた事。
今まで観た中で鬼嫁ナンバーワンは
まるっきりタイプの違う映画だが、『危険な情事』のグレンだったけど。それに迫るものが有った。
倒しても倒しても迫ってくるあの迫力は凄い。
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by asat_abc | 2012-09-04 07:02 | 映画_新作

「スリーピングタイト」何が期待はずれ?

映画の日、この映画の副題に惹かれて行ってきました。ちなみに副題は
白肌の美女の異常な夜

どう考えたって、ヤバい題名です。
当然おとこばかりと思いきや前で切符を買っているオバサンもこの映画を観るようですよ。
館内を見回すと女性もそこそこ居ます。
予想では小汚いオヤジがたむろしてると思っていたので
予想とはかなり違った館内の状況です。


スペインでアパートの管理人をしている禿げかかった中年独身男が主人公で、
彼は白肌美女の住居人ミミに御執心、
毎夜彼女の部屋に忍び込み彼女が寝静まると
ベッドの下から這いだしてきて薬を嗅がせて意識不明にして彼女の体を慰め、
明け方自分の部屋に戻るという生活をおくっているという設定です。
ちなみに各種の映画解説はさらに期待を持たせてくれる内容になっています。

さて、映画の方は冒頭から、
彼の行為は彼の生き甲斐なのだと正面から直球勝負を仕掛けてきます、
なにやら重い雰囲気。
この手の作品は江戸川乱歩や川端康成の原作にもあり、
期待通りに、それなりの露出があったというのに
この映画ではミミの下着姿だけで、ボカシのシーンは一ヶ所だけで、
それも主人公の見たくもないボカシなんです。
『REC/レック』を作った監督の作品だけあってサイコスリラーを作りたかったようです。

でも配給会社はそれでは。。。。とばかりに詐欺行為に走ったようですね。
何がやねん?


映画としてはそれなりにはらはらドキドキさせる面白いストーリーなんだけど、
ヤッパリ配給会社の行為は詐欺です。許せません、
という映画の評価とは別次元のお話しでした。
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by asat_abc | 2012-09-03 06:50 | 映画_新作

「星の旅人たち」至福の時を味わえます

この映画は2回観ました。
前回観た時は自分のテイストにドンピシャ嵌って、
最後はこのロードムービーに
終わりが来ない事を祈りながら
映画に身を委ねちゃったぐらい
心地良い気持ちになれました。
この感覚が正しいものだったのか、
もう一度観たいと思ったのです。
同じ作品を試写会で二度観た事が有るけれど、
有料で二回観たのは初めてです。

冒頭に主人公トム(マーチン・シーン)が
サンティアゴへの巡礼をする悲しい訳が
たたみかけられてきます。
遠い道のり、東京から福岡ぐらいを歩く道のりでしょうか、
その巡礼の旅に愛嬌のあるオランダ人ヨストや、
いけ好かないスリムな中年女サラ、
それに巡礼の事がやたら詳しいアイルランド人で自称作家のジャックが
加わってきます。
三人はトムの息子と同じぐらいの年齢です。
最初はただ行き先が同じだからぐらいの軽い関係が、
トムの身の上話を知ってから興味と好奇心と同情が絡まり合い、
そして幾つかの事件を通してお互いの事を理解し合うようになり、
固い絆で結びついた仲間となっていきます。

トムは行く先々でドジやもめ事の連続。
初っ端からリュックを橋の上から川へ落っことしちゃって、
川へ飛び込む有り様。
その次は、パブで巡礼仲間との再会を喜んでいたら、
トムのリュックが小学校高学年ぐらいの子に
置き引きされてしまいます。
その子を4人は必死に追いかけるも、
少年が逃げ込んで行ったのはジプシーの居住地。
トムは息子の遺灰が入っる箱だけでも返してくれと哀願しますが、
願いは届くはずもなく。
虚しい気持ちで寂しくパブへ戻ります。
すると、しばらくしてパブにイズマエルという男が
置き引きをはたらいた息子を連れて謝りに来ます。
お詫びとして、彼らを身内のパーティーへ招待してくれたのです。
身内のパーティーとはいえ
ゆうに百名以上が参加する壮観なものです。
彼らの結束の強さに感心させられる一コマです。
こんな出来事を通して4人の息もあってきます。
こんなシーンもあります。
巡礼の途中だというのにトムのおごりということでホテルに一泊します。
その夜、トムが一人手待ち無沙そうにしていると
サラが厚かましく部屋へやって来ます。
すると次にヨストが遠慮しいしい訪ねてきて、
最後にジャックが陽気に入って来ます。
旧知の仲間のように4人揃ってゆったりと飲み会です。
このシーンが一番好きな場面で、心和むシーンです。

巡礼の目的地はサンティアゴ、
でも4人の名残惜しい気持ちが、最終到着地を伸ばします。
トムがイズマエルに教えられた海辺まで行くことに。
トムは息子と同年代の友と行動を共にする事により
息子の行動や気持ちが理解出来たのでしょう。
遺灰を海に捲き息子の冥福を静かに祈る傍らには。。。
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by asat_abc | 2012-09-01 10:16 | 映画_新作