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これもネタバレ、「華麗なるアリバイ」考察

このスリラーの鍵となる登場人物は6人。

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まずは登場人物の紹介をしてくれる。
物語の核となる精神分析医の壮年男性。
彼は魅力的な男、仕事はバリバリ、家庭でも人気者。妻は彼に首っ丈。
男性だが彼には芸術家の愛人がいる。
毎週末開かれる上院議員宅でのパーティーに精神科医は招かれる。
そして、彼の愛人も招かれている。
他には上院議員夫人の昔からの若い友人と彼女の恋人の小説家。
二人の間はかなり疎遠になっており、驚いたことに小説家と芸術家の間にもむかしただならぬ関係があったよう。
他にはイタリアで活躍中の女優さん、たまたまフランスに帰国中でお呼ばれしました。
その彼女、まさしく肉食系の女です。なんと彼女と精神科医は過去に深い関係にあり、精神科医は彼を振り回すこの女優さんをなんとか振り切り、今の奥さんと結婚出来たのです。
そのパーティーで再び出会ったふたり。
女優は精神科医を猛烈に誘います。彼は抗えません、でも深入りしないよう、何とか逃げようとしている最中に精神科医はピストルで撃たれ殺されます。その時ピストルを持っていたのは彼の妻、呆気なく捕まります。
でも彼女が持っていたピストルは凶器では無かったのです。当然妻は釈放されます。
彼を殺したのは誰なのか?

第二の殺人事件がおきます。次に殺されるのは肉食系の女優さんです。
彼女は首を掻き切られるという惨たらしい殺され方です。


いよいよ大詰め、精神科医の容疑者は彼の愛人です、なにやら凶器を隠しているシーンがでてました、動機は嫉妬でしょうか。
女優さんの容疑者は愛人の元恋人の小説家のようです。実際には違うことは観ているとわかります。彼は容疑を晴らすために元恋人の芸術家のところへ向かいます。
ここまでは、観ている側も彼女の仕業と思わされてしまっているでしょう。
そこで最後のドンデン返しが起こります。
小説家を追い返したのち、精神科医の妻がやってきます。
そして、この二つの殺人事件は精神科医の妻が起こしたのが明されます。
実は精神科医はこうなった場合を想定し、愛人に妻を助けてくれるよう頼んでいたのです。
だから彼女は夜中に凶器のピストルを隠していたのです。
それだというのに、妻は愛人まで殺そうとやってきたのです。
失敗してこの事件は解決されるのですが。


妻はとてもあっさりした貞淑そうな女優さんが演じていました、このギャップが良いのです。
げに恐ろしきは女の嫉妬かな。
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by asat_abc | 2010-11-28 21:21 | 映画_新作

ネタバレバレの「瞳の奥の秘密」

友人が今年ナンバーワンに押す作品。
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この映画は確かに素晴らしかったが、それを実感させてくれたのはラスト30分。
チィーボスを倒せずに、ラスボスに行き着けず心に虚しさを感じる男に、ラスボスの女がたどり着いてくるまで25年間も待っているという、素晴らしく気の長い超純愛物語だ。
物語は現代と25年前を行き来する。検事のところに任官してきたひとりの女性イレーヌ。この物語の主人公の上司になる。彼女は大学出で金持ちで身分の高い女。
一方彼は高卒出の貧しい身分の低い男。彼らが知り合って間もなく一人の新婚女性が暴行殺人にあう。
殺人犯はなかなか見つからない。ようやく見つけて捕まえたとおもったが、本当にその男が犯人なのかと疑わせておいて、ヤッパリ容疑者が犯人でしたと、捕まえてくれる。
殺された新妻の夫は殺された妻を愛して止まない。いつまでもいつまでも彼女を愛し続ける。やっと殺人犯が捕まったと少し気が腫れたかと思った矢先、殺人犯は釈放される。
政府の秘密スパイに採用されたのだ。
そこからは主人公もイレーヌも殺された新妻の夫リカルドも手を出せずに日々が過ぎていく。

そしてラスト30分の始まり。
リカルドのもとへ主人公が訪ねていく。
彼はまだ妻の事を忘れられずに過ごしている、なのに何故か空虚感が漂っていないのだ。
よもや、と思って彼の家に戻ってみれば、なんとなんと妻を殺した犯人を監禁していたのだ。
殺してしまえば犯人の苦しみは一瞬、生き長らえさせ、いつまでもいつまでも苦しめさせようとするリカルドの復讐。

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この執念を知った主人公は、今までこだわっていたチィーボスから解放される。
そして
彼は「瞳の奥の秘密」を解き放つべくイレーヌのもとへ行って告白することを決意する。
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by asat_abc | 2010-11-28 20:26 | 映画_新作

ネタバレバレ 「悪人」考察

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あの名作「フラガール」を作った監督が手掛けた作品。
ずっと追っかけている満島ひかりも出演している。
当然公開前から注目していた映画。
その上、公開直前に深津絵里が国際映画祭の女優賞を取ったということで
とても期待感の大きかった作品だったのですが、

観た後の評価が定まらず、まだ良くわかりません。

面白かったかと聞かれたら、イマイチと答えるでしょう。

何か刺激を受けたかと聞かれたら、受けたような気がするが、
心揺さぶられるほどでは無かった、と答えるでしょう。

「フラガール」での情緒的な感情に訴えかけるものではなく、
理知的で知性に問い掛けて来た人間ドラマだったと思います。

以上が「悪人」という作品に対する現在の私なりの率直な感想です。
なぜ、そのような感想に至ったかという事は、ゆっくり考えてみましょう。

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by asat_abc | 2010-11-22 22:57 | 映画_新作

東京フィルメックス上演作「アンチ・ガス・スキン」


きゃ~、やっちゃった!
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毎年数本は意味不明、考えるだけ無駄な作品にぶつかるものだ。
説明するのも無駄!
本日の演目はまさしく時間の無駄遣い、だった。

今年最低決定!

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by asat_abc | 2010-11-22 20:51 | 映画_新作

ネタバレバレのインシテミル 後編

この映画のキャスト10人です。
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さて、殺人は続きます。
残った7人は藤原君の提案で、一度はお互いに助け合う事を誓い小康状態が続くのですが、
どうもはるかチャンの動きが怪しい。
そんな中、とうとう次の殺人が起きてしまいます。
阿部君が惨たらしい殺され方をします。
怒った恋人のあやちゃんは、逆上、
勝手に犯人だと大野君に鉞(まさかり)で、一閃(いっせん)、
でも大野君の反撃に会って相打ちです。
きゃ~、むごい、思わずのけぞってしまいます。

これで残ったのは
藤原、北大路、はるか、さとみ。
やっぱり生き残りはネームバリューと比例します、妥当です。

次に動いたのは、さとみちゃん。
みんなに弛緩剤を飲ませます。目的は、如何に?
実は彼女には手術の必要な子供がいてその子の為に、
どうしてもお金を持ってここから生きて出る必要がるのです。
それで、思い切った動きにでたのです。
藤原君、弛緩剤を飲まされている事を知らず、さとみちゃんの部屋に行ってしまいます。

藤原君にクスリが効き始めると、彼女豹変します。
エアネイラーで、殺そうと狙い打ちを始めます。
怖い、こわい女の顔!優しいさとみちゃんでも、こんな顔になるんだ!

藤原君を助けてくれたのは、この館のシステム、番犬役のコンシェルジェです。
さとみちゃんが、乱射されます。
それで、一番最初の殺人の訳もわかります。
アリ君もこのコンシェルジェの乱射撃を受けたのです。
どうやらアリ君は、みんなを疑心暗鬼にさせ殺人の連鎖を起こさせる
起爆剤の役割だったようです。

それでは、この館の殺人にはどんな目的があるのか?
それは、ネットで全世界に配信されていたのです。
高額のアルバイト料金はネット配信によって賄われており、
惨たらしいシーンが増えるほど、視聴者は増えていくのです。
こんなストーリー、最近ハリウッドではよく使われている手法ですよね。
アイディアとしてはもう陳腐な部類ですが、
日本の映画では、初めて?


とうとう、3人になりました。
北大路さんと藤原君は紳士協定を結び、
お互いに助け合う約束をするのですが、何故か はるかちゃんは沈黙です。
不思議です。

一日が過ぎ、残すのはあと一日、という時に
北大路さんの死体が。。。
一体?
なんと、真治君、監獄から帰還していたのです。
じつは阿部君を殺したのは彼だったのです。
彼の根拠の無い推理によってアリクン殺しの犯人に仕立てられ、
恨みに思った彼は、阿部君を圧縮死という惨たらしい方法で殺すのです。

そして、この館から出るために藤原君も殺そうとします。
絶体絶命、と思ったとき一度ははるかちゃんに助けられるのですが、
頼みのピストルは真治君の手に。
そして引き金が。。。

なんと、拳銃は暴発し、真治くんが倒れる羽目に。

これで、二人になり、そして時間も7日間が経過し、ゲーム終了です。
二人は、館から出るのですが、
そこではるかちゃんの正体が明らかになります。

愕然とする、藤原君。



ホントはここからが最後のオチがあるのですが、
とりあえず、インシテミルのお話はこれで、
おしまい、おしまい!
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by asat_abc | 2010-11-21 22:52 | 映画_新作

ネタバレバレの「インシテミル」

「インシテミル」のようなサスペンスドラマはネタが命で、結末がわかってしまったら、実も蓋も無いものになるんだろうなぁ、と思いながらもバラす快感を味わう事にします。

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登場人物はゲームに参加する事になった10人が基本、他は気にしなくても良い。
ゲームに参加した10人の中心人物は、
なんと言ってもソフトバンクのお父さん犬役の北大路さんと言いたいところだけど、
ヤッパリ若い人向けに藤原クンです。
彼をそのゲームに引きずり込んだ綾瀬はるかちゃんも能面顔で謎の多い女役を演じます。
女性は4人、最近吹っ切れた演技をし始める石原さとみちゃん、
地に近い気がする役で平山あやちゃんも。とてもお尻の軽い役を演じます。
それにミスマッチを思わせる年齢の片平なぎさおば様、
そう、彼女はもう立派な熟々女ですね。

一方の男性陣は北大路さん、藤原クン、他4人です。
どこかで見たことがある人達ですが、
わかったのは、メチャイケにも出ていた武田真治さん、
アリとキリギリスの小さい人、石井正則さん。
あと二人は、
自称研修医であやちゃんとラブラブ役の阿部力さんと、
キリッとしてるけどお宅ぽい役の大野拓朗さんです。

彼らは時給十万円以上の胡散臭いアルバイトに申し込んできたのですが、
なんとそれは殺人ゲームだったのです。

映画は彼ら10人がある館に集められたところから始まります。
先ずアリ君が殺されます。
数発銃弾を受けたあとがありますが、それ以外は何もわかりません。
この館に来てからわかったのですが、生きて帰るには
7日間生き残るか、最後の二人に残るか、しかないのです。

次の殺されたのは
片平おば様、その犯人はエアネイラーのようなものを使って
殺した女性なのですが、
疑われた真治君は牢獄に投獄されてしまいます。
残りはあと7人。

少し長くなったので続きは次回となりました。
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by asat_abc | 2010-11-18 14:45 | 映画_新作

ネタバレバレ「最後の忠臣蔵」

この物語は、

大石内蔵助に忘れ形見の女の子を託された
瀬尾孫左衛門という男が、
女の子が嫁ぐまで育て上げ、
最後に大石のあとを追う


というそれだけの物語である。

たが、情感たっぷりに仕立て上げられており、
胸に迫ってくる想いがある。
女の子との親子のような、
女の子の恋に恋する疑似恋愛のような感情のやり取り、
彼女の面倒をみてくれるもと太夫との
信頼と愛情のような感情が綯い交ぜになった淡い恋心、
そして武士としての忠義と意地とプライドが織りなす
友や元同士達との軋轢と志し。
熱い篤い厚いドラマが仕込まれている。
日本人にしかわからない武士道精神の人間ドラマである。

何かの記事で
今年度邦画ナンバーワンの呼び声がかかっている
という文章を読み、絶対に見ようと思っていたが、
観て本当に良かったと思わせてくれた作品だった。


ちなみに、
瀬尾孫左衛門という人物は実在の人物で
討ち入り前夜に逐電したというのは本当のことのようだし、
大石から何か密令を受けたという説はあるようだが、

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流石に、
ゲストに来てくれた
桜庭ななみが演じた、大石可音の記事は見当たらなかった。
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by asat_abc | 2010-11-10 22:07 | 映画_新作

<ほしのあき>「リミット」イベントでお付き合いは順調?「はい」 

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司会の伊藤さとりさんの進行で、場内に棺が運びこまれて、

箱の中から「たすけて、ほし~の!」の叫び声!
ほしのあき登壇イベントはそんなかんじで始まりました。

箱から出た彼女、
真っ暗な棺に入れられていた感想を聞かれ、
「暗いのと狭いのが苦手です」

映画のように閉じこめれてしまい、携帯電話しかなかったらという問いには
「親か、事務所か、仲のいいスタイリストさんに電話する、
それしかナンバーがわからないの」

その後、いくつかの質疑応答。
その中に、確かに
「結婚のリミットは感じていますか?」という問いがあり、
「自分の中では全然焦っていないです(笑)。可愛いドレスが着れるうちにできればいいかな」と
(年内結婚の可能性を問われ)
「そういうサプライズは年内には多分、いや絶対ないですね。
でも良い恋愛はしています。交際も順調です。」
と答えていたとのこと。

でも、その場に居合わせた、私にはそんな質問は聞こえなかった?
可愛い、あきちゃんに見とれていたせい?
確かに見とれていた事は認めますが。。。


翌日のネットの記事では

・ほしのあき、コーセイとは「交際順調です」 とか、

・ほしのあき、噂の彼と「良い恋愛。交際も順調です」

・ほしのあき「いい恋してます!」と交際順調をアピール

こんな感じで、紙面が飾られていたのです。


映画ファンとしては、もっと映画の記事を期待していたのに、
取材記者の興味はまるっきり別のところにあったようです。
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by asat_abc | 2010-11-09 00:05

極限シチュエーション 「リミット」

ライアン・レイノルズ(あなたは私のムコになる)ひとりの極限状況劇

監督はロドリゴ・コルテス、まだ無名?

11月6日の公開前の試写会、ゲストには ほしのあきちゃん

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チャン付けする歳ではないことは知っているのですが、
年齢が増すごとに お人形みたいに可愛らしくなるようです。

彼女の役者魂は凄い!
カメラの注文に照れる事も無く、一生懸命
絵になるようなポーズを自分で考えて、演じます。


肝心の映画は、極限状態の映画。
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目覚めたら、地中に埋められた棺おけの中、のよう。
外界とのつながりは、携帯電話だけ。
でも誰もまともに取り合ってくれない。

サマーセット・モームの「お菓子と麦酒」にもあるように
<電話ほど迷惑なものは無い、
電話をかけるほうには理由があるが、かかってきた方は迷惑この上ない>
とでもいうように、そんな状況が続いていく。
しかし、こんなところにも、you tube の反響が。

世相が明るい時はペスミステックな結論が
世相が暗い時にはオプテミックな 結論が多いというのが、世の通説のようです。

さて、
そんな彼に待ち受ける結論は、如何に
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by asat_abc | 2010-11-03 21:33 | 映画_新作

芸人魂、「ふたたび」

上手い役者と心地良いサウンドがあれば、至福の時間を味わうことが出来る。

題材やテーマは重いが、後口は軽い。
むかし可憐だった古手川さんは残念な姿に変貌していたが、
新たな美人がちゃんと現れる。

辻褄の合わないところは色々あるが、そんなことどうでも良い、という感じです。



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感動のシーンは、なんと財津と陣内の、親子が抱擁するシーンなのですが、
こう、書いてしまうと、なんか気持ち悪い、ですよ、ね。
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by asat_abc | 2010-11-01 21:01 | 映画_新作