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「プライド」、とても素晴らしい逸品


金子修介監督
ステファニー、満島ひかり、渡辺大、高島礼子、及川光博出演

今年の見納め作品で、素晴らしい作品に出会えて、
きっと来年も良いことがありそうです。
本日は監督と主演のステファニーの舞台挨拶ばかりでなく
ステファニーの歌の披露までありました。

原作は一条ゆかりのようです。
でも、私はその原作を知りませんでした。
お嬢様と貧乏少女が歌という世界で、
繋がりが出来る中で反目しながらも、
素晴らしい魂の交流が出来る仲になるというお話です。

率直に感想を言うと、
今年の邦画の中でも有数の作品でした。
みんな、観てください!
面白い、ことは保証します。
ちなみにこの作品が駄目という人はクレームの連絡をください。

何も出来ませんが。

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この映画の中心はステファニーとひかりの二人なのですが、
この二人の演技がスィングし始めるのです。
まぁ、上手いのはひかりの方なのですが。
憎まれ役は上手い人がやると締まります。

大画面で映える作品かは別として、
ストーリー展開は歯切れよく、軽快です。
弱いものが、強者になったり、やっぱり惨めな弱者だったり。



それと、渡辺大はホントお父さんに似てきました、
ピックリしちゃいます。

最後のエンドロールに面白いもの見っけ。
ヘアメイクアシスタントがついた女優は
由紀さゆりや高島礼子で、主演女優ではないんだということを。
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by asat_abc | 2008-12-27 01:03 | 映画_新作

08年の総括その2「ラスト、コーション」

前回の総括で
アジアの作品でよかったのは
「ラスト、コーション」と、
「エグザイル 絆」
といいました。
今年アジア作品でNO1の興行成績である「レッドクリフ」は、
私的には好きな作品なのですが、
パート1ということで評価を落としました。

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「ラスト、コーション」は
日中戦争の最中に
日本に組する狡猾な男を暗殺しようと使命に燃えた学生グループが
その男に近付く為に、
グループ中の一人の女性に手練手管を覚えさせ、
男に近付こうとします。
あの いつ死ぬかわからない時代設定だから、
そんな事もあるかな?とは思えるものの、
平時には考えられない話です。
しかも彼女には好きな人が直ぐ側にいたのに、 ですよ。

ともあれ、
彼女は狡猾な男に近付くことに成功、
彼に取り入る その過程での濡れ場の凄いこと、
日本ではかなりカット及びボカシがはいってしまいました。
こう書くといやらしいように聞こえるかもしれませんが、
この部分は 映画の心臓部で、欠かす事の出来ないシーンなのです。
だからこのシーンがいい加減だったら、
全て嘘になってしまうのです。

彼は彼女に本気で惚れ
そんな思いに戸惑い始めた彼女がとった行動が哀れなのです。

お奨めの一本です。
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by asat_abc | 2008-12-24 21:06 | 映画_新作

「地球が静止する日」激辛批評

みなさまへ
これからかなり辛口の発言をしますので、これから観ようと思っている方や
悪口の嫌いな方は待避してください。













それでは始めます。

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今までにも地球の最後を救うような映画はいっぱいあったけど、
決定的に違うのは、終末を意図するシーンがケチ臭いこと。
ある意味このシーンを楽しみにわざわざ劇場に足を運んでいるというのに、
せこい!
テレビのCMでやっている野球場が一瞬のうちに崩壊するシーンは
地震でも津波でもなく、イナゴのような微生物の大群が破壊するのですが、
迫力のあるシーンはあのCMのワンカットぐらいで、
あとは同型の映画と比べたら霞んでしまいます。

だいたい最後に人間を信じてくれて、身を投げ出してくれたキアヌさん、
何故人類を信じてくれるようになったのですか?
観ているこちらの方が、一度やり直さなきゃと思ったほどなのに。

国務長官役のキャシー・ベイツさんの独善極まりない振舞いや
ジェニファー・コネリーの義理の子供役の役どころの中途半端なところとか、
途中から腹がたってきました。

唯一気に入った場面は、
ロボットの故障を直し終わった技師が微生物に感染したのを知った監督官が
技師を見殺しにしたと思ったら、
彼の監督していた建物自体が見殺しにされたというくだりです。

兎に角、
キアヌ好きな方か
日本の不景気を何とかしようと思っている方は、
私の独善をどう思うか、ご判断ください。
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by asat_abc | 2008-12-23 20:16 | 映画_新作

2008年の映画、その1

今年はホント良く映画を観た一年でした。
実を言うと今も映画館に向かっているのです。
今話題のキアヌが主演の映画にです。

折角観た映画、思い出してもう一度味わわなければもったいない、ということで振り返ってみることにします。まぁ、中には思い出したくないのもあるにはあるのですが。

今年ロードショー公開されたのが約三百本として、その半分以上は観ています。
それに今頃?って、やつも結構観ていて、その数、217本です。

その中で私が気に入ったアジアの作品は
「ラスト、コーション」と「エグザイル絆」の二本です。
この解説は次に。

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by asat_abc | 2008-12-23 15:21 | 映画_新作

「アンダー・カバー」、家族の絆

ジェームズ・グレイ監督
ホアキン・フェニックス、マーク・ウォールバーグ、
ロバート・デュバル、エバ・メンデス出演

潜入捜査に端を発したリベンジ・アクションの背景にあるものは、
家族の愛である。

このテーマを骨太にオーソドックスに変にテンションをあげる事もなく、
ジワッと目頭が熱くなるように描いていた。
ホアキン演じるボビーは警察一家に生まれ育ったというのに、
マフィアが経営するバブのマネージャーをしている。
父と兄はその店で、麻薬の取引が行われているのを突き止める。
たが兄がマフィアの凶弾で重傷を負うに至り、ボビーは潜入捜査の協力を名乗り出る。

今年初めにアメリカンギャングスターを観たが、それよりも私は気に入った。

最後に背の高い竹藪にボビー一人で入り込んで、
復讐を遂げようとするくだりは、思わず、
「あにぃぃ~ッ」と叫びたくなった。

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by asat_abc | 2008-12-18 21:24 | 映画_新作

「ミーアキャット」のコロは何匹いたのだろう?


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カラハリの砂漠にミーアキャットの家族は住んでいる。
体長30cmほどのカワウソに狐の毛をつけたような小動物。
生後三週間して住みかの穴蔵から地表に初めて出る。
彼等の多くは、大人になる前にワシやヘビ、
その他様々な敵のエジキになるか、餓死してしまう。
コロの生後から大人になるまで、
といっても半年にもならない期間の出来事を巧みに描いていた。
狩りに出て兄から餌のサソリの捕り方の
OJTをうけたり、
最大の天敵ワシの見張り方を自己学習したり、
蛇との戦いの仕方、
テリトリーの守り方を命を賭けて学んでいく。
テリトリー争いでコロは家族からハグレ、
一匹で生活する羽目に。
この状態が続くことは死を意味する。
彼等は家族一緒に助けあって生きている動物で、
一匹では敵から身を守れないから。
ようやく家族の元へ辿りつけたと思った瞬間
さいごの危機がやって来る。

この作品馬鹿に出来ない傑作である。
この作品の蔭で何匹のコロが犠牲になったのだろうか。

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by asat_abc | 2008-12-17 21:36 | 映画_新作

「アイズ」 、 怖い映画です!

かなり怖いホラー系の映画でした。

ジェシカ・アルバ演じるシドニーは
幼い時に姉と花火で遊んでいた時に
事故で、失明してしまいました。
成人後、姉の勧めで角膜手術をすることに。
手術の甲斐があり、徐々に視力が回復、
ところが、同時に見えなくとも良いものまで
見えてしまうようになってしまいました。
その、見えてしまうようになったものとは
なんと、霊なのです。
お化けが見えるようになるなんて、怖いですよね。
当然の事ながら、回りの人達は信じてくれません。
でも、彼女には見えちゃうんです。

きっと、角膜の提供者のせいなんだろうと、
彼女は、提供者の事を調べ始めます。
すると。。。

結構怖いのです。
何が怖いって、
見えるようになった霊が怖いのです。

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ちょっと、怖くなったので、
映画を見ながらホラー映画の分類をしていました。
ホラー映画にもパターンがあるようです。
ゾンビ系
13日の金曜日のジェイソン系
エクスシスト系
そして、この作品のような、シンクスセンス系

そのほか、最近は
Jホラーという分類、違った言葉で表現すれば
輪廻系 ないし、怪談系

物語の結末はといえば、
彼女に乗り移った角膜の霊はけして悪い霊ではなかった
とだけ言っていきましょう。
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by asat_abc | 2008-12-16 23:41 | 映画_新作

「エグザイル 絆」 は お奨めの一本

マカオのヤクザの物語り。

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ある住宅街で五人の腕のたつ男達が銃撃戦、
勝負がつくまでこの激突が続くのかと思いきや、
五人と一人の妻子が仲良く食事するシーンになる。

実は、この五人は幼友達、それもかなり仲の良かった友達のようだ。
成人して五人ともみんなヤクザになって、敵味方になってしまった。
妻子ある男は追われる身の上。
彼等,五人は仕事の口聞屋のところで金になる仕事をして見付け、
妻子共々逃がしてやることしたのだが、
その仕事で銃撃戦になってしまい、その男は傷つく。
折角 闇医者にみてもらったというのに、彼を殺そうとするボスも
その闇医者の所に来てしまい、そこでも銃撃戦がおこってしまい、
とうとう彼は命を失う。
同時に、友人達も組織から追われる事に。

こんなふうに書いていると
悲愴感溢れる話のように思われてしまうかも知れないが、
彼等の表情はひょうひょうとしていてストーリーも軽い。
凄い銃撃戦の後には彼等の牧歌的な情のある交流が描かれる。

とても面白い
絶対お薦めの一本なのです。
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by asat_abc | 2008-12-15 22:39 | 映画_新作

「ヘルボーイ ゴールデンアーミー」

ギレルモ・デル・トロが監督なので
きっと何か意味があると勘違いしてしまった。
ヘルボーイのターゲットは中高生、男子なのだ。
ただそれだけ。

それがわかっていればもっと素直に楽しめたはず。
「パンズ・ラビリンス」の監督が作った、
だから何か意味がある、なんて深読みすると痛い目にあってしまう。
Xメン や ファンタスティクフォーのような
超能力者の活躍する映画なのでした。

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by asat_abc | 2008-12-15 21:01 | 映画_新作

「K-20 怪人20面相・伝」、ファンタスティックなストーリー

佐藤嗣麻子監督
金城武、松たか子、仲村トオル出演

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日本でもこんなファンタステックな作品が出来た事に感慨を覚えました。
世は、第二次世界大戦が回避でき、軍国体制のままの時代設定。
時は1949年、日本国内は華族を中心とした身分体制の為、
貧富の差が激しい。
そんな中、義賊と称する怪人20面相が
裕福な階級の者達から金品を奪い、それを守る為に
明智小五郎と小林クンの少年探偵団が活躍するという
何とも心がワクワクするような設定。

そんな中、怪人20面相に仕立て上げられ、
警察に逮捕されてしまったサーカス団員遠藤を金城武が演じる。
彼は脱獄、取敢えず怪人20面相になるための修行をして、
本物の怪人20面相を探し出して汚名を晴らす事に。
その過程で、
華族の令嬢で明智の婚約者である羽柴葉子役の松たか子と
知り合う。
松のコメディアンヌが絶品、
金城・仲村が作り上げる重厚なイメージを、笑いに昇華してくれ、
ファンタスティックなやわらかなテイストにしてくれている。


まぁ、アイディアには独創的な部分は薄く
金城の20面相はスパーダーマンノような身のこなしだし、
この作品の見所のテスラー装置はプレステージやアイアンマンで
見たのと似ているし、
源治扮する国村隼は
なにやらダークナイトでのモーガン・フリーマンの役どころに
そっくりだし。
でも、それを補って余りある、最後の意外感を
作り出している。
この意外感には幻滅する人もいるだろうけど、
それはそれとして、しっかりとしたフィクションを作り出していたと思った。
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by asat_abc | 2008-12-14 21:00 | 映画_新作