2013年 02月 08日 ( 1 )

「ゼロ・ダーク・サーティ」、深夜0:30

今年の18本目
アカデミー賞作品候補作
ジェシカ・チャステイン主演(ヘルプ、シェルター、キリングフィールド)
キャスリン・ビグロー監督(ハートロッカー)

今年のアカデミー賞最有力候補のひとつ、見終わって時間を確かめたら158分、感覚的には2時間ぐらい、実際の時間より長く感じるものが多い中、見応えある時間だった。
ビグロー監督作品は「ハートロッカー」に続き二本目、作風は史実をもとにしたドキュメンタリータッチが得意のようだ。アカデミー賞最優秀作品賞を取った前作は、爆弾処理のシーンがふんだんにあり、いつ爆弾が破裂するか終始ハラハラドキドキものだった。「ゼロ・ダーク・サーティ」は生死の境目にいるという緊張感こそ前作ほどではないが、911以降のアルカイダに対する米国CIAの反撃がリアルかつ克明に描かれていた。アルカイダの幹部を捕獲し、拷問を繰り返し仲間の情報をかすめ取っていく様は逆に本当の事なのか?と疑ってしまうほどだ。首領オサマ・ビンラディン殺害の手掛かりとなった情報を最初に入手したのは二十代の女性CIA調査官マヤ(ジェシカ・チャシテイン)、彼女の目線でこの映画は描かれている。アルカイダの殲滅という使命感からパキスタンのブラックサイトという前線基地にはいり、現地で行動を共にしていた仲間を敵のテロによって失い、アルカイダ殲滅が使命感から鬼気迫る執念に変わってゆく様は周りの人間を圧倒してゆく。
マヤを演じるのは、「ヘルプ」でお色気ムンムンの人妻で楽しませてくれた、ジェシカ・チャステイン。精神が壊れていく夫を懸命に支える「シェルター」の演技を観て、ただ者ではないとエンドロールで必死に彼女の名前を覚えた。まだ芸歴は浅いはずだが、この「ゼロ・ダーク・サーティ」で最優秀女優賞を取ってしまうのではと思わされてしまった。

評価は今年初のA、93点
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by asat_abc | 2013-02-08 21:29 | 映画_新作