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「敵こそ、我が友」、クラウス・バルビーの悪事


題名は忘れたし、かなり昔の事だが、
チェ・ゲバラの伝記的な映画を観た。

そのゲバラを死に追いやった人物の事が
記憶の片隅でずっと気になっていた。
その人物こそこのドキュメンタリー映画の主人公、
クラウス・バルビーである。

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彼はヒトラーの親衛隊として

「リョンの虐殺」

に関わり多くのフランス人を殺したにも関わらず、
戦争裁判に招集されなかった。

その裏には戦後アメリカ軍が
彼のノウハウを利用して反共の手先にしていたからと言われている。

その後フランスからの彼の出頭要請に対しては、
都合が悪くなるのを恐れ、バチカン経由でボリビアへ逃がした。


バルビーはタフな人物で、
その地で、またもやナチス復興の活動を再開、
第三帝国の創設を企てる。
その活動の過程で国の要人とも交流し、
彼等の要請によって、チェ・ゲバラを死に追いやった。


バルビーという人間はトコトン悪人のようで、
最後にはフランスへ引き渡され、終身刑になりました。
(フランスは死刑を確か廃止していたはず)
そして、牢獄で癌のため死亡。
by asat_abc | 2008-08-30 10:29 | 映画_新作
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