「人生ブラボー」、オォこれは凄いこっちゃ

今年の二本目
カナダ映画
パトリック・ユアール
ケン・スコット監督

ダヴィット42歳独身、過去に693回精子を提供し、2万5千ドルの報酬を手に入れた結果、遺伝子上533人の子供が誕生し142人から身元提示の訴訟を起こされてしまった、という海外では有るかも、と思わせるお話しをコメディタッチで描いた作品。
訴訟を起こされた当初は拒否反応しかなかったけれどつい一人だけどんな子供か訴状に付属してあるカルテを見るとサッカーのスター選手。俄然興味、関心、人情がわいてくる。当然自分の身分は証さず数人に会ってみる。役者志望のフリーター、更正を誓う薬中ムスメ、売れないストリートミュージシャン、と様々な人生を垣間見る。さて彼ダヴィットは訴訟に応じて身分開示するのだろうか?
血液を売るバイトを聞いたことが有るが、精子を売るバイトも有ったのか?それも優秀でもない一般人のものを。もしあったら後先考えない若者時代の事、アルバイト料金につられてやってしまう人はかなりいるのではないか?でも凡庸な一般人の精子の需要など有るはずがない。たとえ仮に需要があり子供が誕生したとして、将来その子を見て肉親の情が湧いてくるものか、などバカな事を考えながら観ていた。
荒唐無稽なこのお話の結末は、観客の望み通りに世の中には善人が多いということに落ち着く。ダヴィットに本当?の娘が誕生すると、それを喜ぶ彼の子供達の幾重もの人の輪が出来る様は感動的である。人の世に悩んだ時にこのコメディを堪能してみては如何だろうか。

評価:B 85点
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by asat_abc | 2013-01-21 20:46 | 映画_新作
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