「ミステリーズ運命のリスボン」、まるで輪廻の世界観

本年度194本目

ラウル・ルイス監督作品は日本で公開されることは少ない。
きっと商業的にヒットするようには思えない作風の為だろう。
だが、このミステリーズなどは4時間26分の長尺だというのに見応えたっぷり充実の時間だった。
まぁ、お子ちゃま向けではないけれど、ね。

物語のキーパーソンはデニス神父、
彼が世話するジョアンという名字のない少年の出自の謎が解け、
その後少年の成長を追ってゆくと思ったら、
次はデニス神父自らの出自へと話題が移り、話が大きく膨らむ。
そのデニス神父の過去の人生に縁があった娘が再びジョアン青年に影響を及ぼし
破滅へ導いてゆくという、
まるで輪廻の話しのような歴史絵巻だった。

デニス神父にしても、謎の富豪にしても話しは出来すぎクン的なところはあるが、
神の信託を受けたようなキーパーソンがいないと
物語は纏まらない。

ラウル・ルイス監督の集大成と言って良い作品のようだ。
監督は昨年亡くなっている。

評価:88点、B+
[PR]
by asat_abc | 2012-11-21 06:44 | 映画_新作
<< 「ふがいない僕は空をみた」、ほ... 「アナザー・ハッピーデイ」、瑞... >>