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「アウトレイジ ビヨンド」、たけし降臨

2012年鑑賞本数160本目、評価「標準」

せっかく月船さららが出ているというのに、
濡れ場など一切なく、背中の刺青が見れただけ。
(ちなみに、エンドロールの扱いもその他大勢のひとりで些か憤慨しています。)

だが気が着けばしっかり二時間が経過、その間に100人以上の人間が殺されていった。
名作というわけではないが味がある、
好み的には前作のように残酷シーンが多いくせにクスッと笑える方が好きだが、
かといって今回の作品も堅苦しくなりすぎることなく、
丁度良いぐらいに仕上がっていた。

前作の最後に死を匂わしていた大友(たけし)は生きていた。
彼を使ってヤクザの同士討ちを目論む刑事(小日向文世)、
彼に操られるかのように抗争しあうヤクザ達。
そんな展開が二時間繰り広げられる。
大友を裏切ったヤクザ役の加瀬亮は
まるで何かに取り付かれたように粋がるヤクザを演じる。
いつしかヤクザの親分役が似合い始めてきた三浦友和はどっしりおおように構える。
今回は特命係長とまるっきり違うシリアスな役柄の高橋克典は
ひたすらヒットマンとして撃ち殺す。

監督たけしは、人々の欲望をピストルの玉に込めて撃ちこんでいた。
by asat_abc | 2012-10-11 20:37 | 映画_新作
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