「天地明察」、歴史のお勉強

この三連休に観たのはわずか二本、
ふたつとも邦画で、
『天地明察』と『ツナグ』。
どちらも題名は短いけれど、本編は長めです。
『ツナグ』の方は完全に長すぎの上に、学芸会がかっていて、観てるのがイタくなってきました。
桐谷美玲チャンは可愛いんだけど、いつものように一本調子だし、
橋本愛チャンや大野いとチャンの演技も頂けません。
非現実的な出来事を扱うのだから、普通程度の演技力ではヤッパリあぁなっちゃうんでしょうね。
遠藤憲一と八千草薫のパートではしっかり魅せてくれたし、
名優樹木希林も出ているのだから、
思い切ってシルバーをターゲットとした構成にしても良かったのでは、
と思うんですが、平川監督。

さて本題の「天地明察」です。
江戸時代4代将軍家綱の時代に大和暦を考案した安井算哲のお話です。
有名な算術家である関孝和、ご存知天下の副将軍水戸光圀、そして幕府の大目付や目付の保科正之、堀田正俊などが出てきて
歴史ファンには見応えある作品です。
その反面、語しの焦点を絞らないと上っ面の歴史物語になりかねないのがこの手の映画の弱みでしょう。
お話しは算哲が会津藩主保科正之に見いだされて暦を編纂するきっかけとなるところから
水戸光圀に名付けられた大和暦を命を賭して実証する話しを主軸に
彼と相思相愛だった妻との愛情物語をサブストーリーとした構成でした。
事実なのかどうかは確かめなければ、ですが、
授時暦(元の時代の中国の暦)に造詣が深い関孝和と知己を深め学問的な支援を受けていたとか、
水戸光圀が直接応援してくれる強力な味方だったとか
歴史ファンにとっては興味深い話しです。
一方感情の揺さぶりはかなり淡白で、
彼の支援者たちが亡くなる際に彼への支援を見守りながら逝ったというところでしょうか。

滝田監督の『おくりびと』で得た感動には遠く知的満足感を感じる作品でした。
まぁ観客の年齢層が高かったので、刺激少な目でよかったかも、ですね。
[PR]
by asat_abc | 2012-09-20 12:38 | 映画_新作
<< 「ハンガーゲーム」、噂に違わぬ... 「夢売るふたり」えっ、松たか子... >>