「夢売るふたり」えっ、松たか子の。。。

日曜日に日本映画を三連チャンしてしまいました。
『踊る大捜査線ファイナル』
観客の年齢層、少し高めですねぇ~、もう懐かしぃ~、と思われる映画?
『るろうに剣心』
若い役者が多く、いきいきとしてますねぇ~。
そして、
『夢売るふたり』。

3つの映画で
一番良かったのはやっぱり、松たか子でした。
二番目は阿部サダヲで、三番は佐藤健。
タケルくん、剣の腕前だけでなく、恋の達人でもあるようで、
映画では武井咲を虜にしていましたが、
実生活ではマエアツを虜にしている?。
c0146834_15383696.jpg




さて、本題の『夢売るふたり』の話です。
今年の邦画ベスト3には入る映画です、
「北のカナリア」などなどライバルは多いですが。
c0146834_15202947.jpg

監督は西川美和、この監督の作品は
「ゆれる」
「ディア・ドクター」
と観てますが、どんどん面白く深いお話になっています。
テレビコマーシャルでは単純に結婚詐欺師の話になっているようですが、
これは間違いなく夫婦の話が主軸です。
サダヲ演じる貫也とたか子演じる里子夫婦は借金して作った小料理屋を
火事で一瞬に失ってしまいます。
再建の目処も立たぬまま貫也はドンドン自堕落に腐ってゆきます。
その姿を見かね始めた里子は、
ある事件をきっかけに、夫の再生を賭け結婚詐欺をさせることを思いつく。
詐欺で得たお金で貫也の夢が膨らんでゆく一方、
里子の心の中はどす黒い内出血をおこしていく。
さて、その顛末をどのように納めているのか、
劇場で観る価値がおお有りの映画だと思いました。

見所のシーンは
結婚詐欺を思い付くきっかけとなった出来事だ。
店を失ってどん底状態の貫也が店の客だった女性と弾みで出来てしまった、
事の後ですっかり打ち解けた彼女は
貫也を殴ってむしゃくしゃする気持ちをすっきりする代わりに
大金を提供してくれる。
喜んで如何にも昔の仲間から融資を受けたと説明するものの、
直ぐにバレてしまい、里子はその金を燃やし、
風呂に浸かっている貫也に叩きつける。
c0146834_15405250.jpg

夫をその状態にしたまま、お湯の温度を上げてゆく、松の迫力ある目つき。
サダヲの気の弱い亭主ぶりと、
松の狂気にも似た思いがストレートに伝わってくるシーンだ。


この映画には女を騙す過程は余り出てこない。
唯一田中麗奈に対するシーンぐらいだ、
あとはいつの間にか女の方が積極的に貢いでいるという塩梅。
そしてその陰にはいつも里子が、タイミングを計って指示を与えている。

だが、元はといえば真面目な夫婦。
貫也も妻も心に疑問を抱いている、
それをお店を持つのだという、大義名分で考えないようにしているのだ。
サダヲは里子に操られる凧だが、
あやつる里子の方は別に凧を上げる自発的な理由はないのだ。
その凧が自ら糸を切ったとき、事件はおきる。

サダヲの演技も魅力的だが、松の表現力は見事につきる。




最後にきっと目の錯覚だと思うんですが、
まったく濡れ場とも違うシーンなんですが、
トイレから出て無造作にパンツを脱いで生理用品を付けるシーンがあったのです。
その際に黒い翳りが見えたような。。。
きっと気のせい?
妄想?だと思うのですが。。。
[PR]
by asat_abc | 2012-09-14 10:12 | 映画_新作
<< 「天地明察」、歴史のお勉強 「コッホ先生と僕らの革命」ドイ... >>