「ゲンスブールと女たち」、フランスのモテ男

出演者
主人公セルジュ・ゲンスブール:エリック・エルモスニーノ
ジェーン・バーキン:ルーシー・ゴードン
ブリジット・バルドー:レティシア・カスタ、
ジュリエット・グレコ:アナ・ムグラリス、
フランス・ギャル:ミレーヌ・ジャンバノア

監督はジョアン・スファール、初の長編作品。
122分、2010年制作
フランス映画

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ジェーン・バーキン、
ブリジット・バルドー、
エディット・ピアフ、
カトリーヌ・ドヌーヴ、
フランス・ギャル、
ジュリエット・グレコなどなど、
美しい女たちと音楽に愛された異端児セルジュ・ゲンスブールの人生をたどる、
という謳い文句の映画だ。

歌の好きな人なら垂涎ものでしょうが、
少しばかり前の世代の著名人さん達なので、
記憶を呼び覚まさないとお顔が浮かびません。
ある意味この映画はゴシップネタですから、
これぐらい時間が経たないと作れないんでしょうね。
ゲンスブールってこんなにスキャンダラスだったんだと
流れてくる歌と一緒に楽しんで観ることが出来ました。

セルジュ・ゲンスブールは、ユダヤ系フランス人で、
作曲家、作詞家、歌手、映画監督、俳優、画家と
マルチな芸術家である。
シャルロット・ゲンスブールはジェーン・バーキンとの間にもうけた子である。

ゲンスブールは幼い頃から凄いコンプレックスを持っていたようだ。
画家を目指していた時期もあったぐらいだから、
美に対する思いが一般の人よりはるかに高かったのだろう。
だから自分が美男子で無かったことが許せなかったんだろう。
映画での登場人物も、実際の顔写真も味のある魅力的な面構えだと思ったが。
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セルジュ・ゲンスブールを演じたのはエリック・エルモスニーノ 47歳
かなり似ている。



感性で観るタイプの映画だから、どうしても感想が先走ってしまう。
ゲンスブール少年の遊び相手はコンプレックスという自分の分身、
その姿を象に擬したぬいぐるみで登場させてストーリーを進めていく。
当然本人にしか見えない。
両親はミュージック・バーを営んでいて、
小さな時から音楽に馴染むべくして馴染んでいったが、絵を描くのも好きだったようだ。
絵画教室で子供の課題である果物そっちのけで、ヌードモデルをチラ見し、
挙げ句の果てにモデルが戻ってくるのを部屋で待ち、ヌードモデルの依頼をする辺りは、
流石フランス人である。
彼が世に出たのは二十代後半、ピアノ弾きとして才能を買われ、
その後作曲者として有名になる。
彼が作曲したフランス・ギャルの歌が爆発的にヒットすると、
様々な人から曲の依頼を受けるようになり、
元々の才能が一気に開花する。
そうなると才能好きの女たちが彼の周りに寄ってきて、
瞬く間に浮き名を流すようになる。
そうなると世の常で、タバコと酒にも溺れ始めて健全な生活が営めなくなり、
というような話しがシャンソン音楽と供に進められる。



この映画で紹介された、彼と結婚したり、浮き名を流した話題の歌手や女優は
ジェーン・バーキン
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演じたのはルーシー・ゴードン
この撮影のあと自殺してしまいました。

ブリジット・バルドー
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演じたのはレティシア・カスタ
股下が身長の半分以上あるモデル体型


ジュリエット・グレコ
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フランス・ギャル
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そして最後に30歳年下のモデルのバンブーと同棲し、子供をもうけている。



繊細なセルジュ・ゲンスブールは、
人を押し退けてでも勝ち取るという毒々しさが必要な世界で、
ロリータとかナチとか、毒づきながら 人を惹きつける魅力を持ちつづけた芸術家だ。

そういう毒々しい世界で長年生活した人の深層心理を感覚的に楽しみましょう。
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by asat_abc | 2011-05-14 21:18 | 映画_新作
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