「オカンの嫁入り」雑感

呉美保 監督
宮崎あおい、大竹しのぶ、桐谷健太出演
2010年、110分、角川映画
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二人きりの母と娘、父親は娘が生まれる前に死んでしまった。
母はそれ以来、娘一番で生きてきた。
その母ようこは娘月子に相談もなく結婚相手を連れてきた。
ケンチャンといい、年は三十歳でようこより一回り以上若い、それに金髪のリーゼントだ。
当然月子は大反対、だがこれには訳があったのだ。
ようこの余命は一年、悪性腫瘍が体に転移していて手術できない。
月子はようこが貧血で緊急入院した病院の医師からこの事実を知らされる。
当然のごとく、母と娘は和解し、ようこは憧れの白無垢を着て結婚する。

あともう少しばかり、月子が電車に乗れなくなったストーカー事件のこととか、
ケンチャンの悲しい過去とかが有るものの、基本的なストーリーはこれだけだから、
日本を代表する名女優二人があとを任されたといって良い。

大阪人情噺は、残念ながら劇的な何かを生み出すことはなく、
いつもの勝手な論理を振りかざす大竹の優勢勝ちといった感じのまま終わってしまったという印象だ。
唯一、大竹が子供の宮崎あおいに不束な母でしたがと切り出す衣装合わせのシーンが
涙を誘う感動の場面だ。
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by asat_abc | 2011-02-08 07:00 | 映画_新作
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