ネタバレ「ブローン・アパート」

シャロン・マグアイア監督
ミシェル・ウィリアムズ、ユアン・マクレガー出演
2008年、イギリス、100分

911を思わせるテロで最愛の子供を失った一人の女性の再生の物語。
映画紹介には、
情事の午後に息子が死んだ。爆破事件に巻き込まれて・・・・。
欲望と心を引き裂く、愛と裏切りのサスペンス、
と書いてあった。
その言葉に惹かれて観にいったのに、中味はテロ事件で失った子供に対する悲しみと痛みから
どう再生するかというドラマだった。
紹介文にまんまとハメられました。


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目に入れても痛くないと思えるほど四歳の可愛い子供を溺愛する若妻、
だが爆弾処理班の夫は仕事と子供に興味を示すばかりで自分の事はかまってくれない。
その寂しさで、ついゴシップ記者と情事にはしる。
その男と情事を重ねているまさにその時、サッカー場で爆弾テロが起きる。
その模様はテレビでも中継されているのだが、その場所には夫と子供がいるはず。
急いでスタジアムへ向かうが、事件の衝撃の大きさで自分自身も負傷してしまう。
その後は情事を重ねた男を受け付けない、彼と会うと事件を思い出すのだ。
男は未練いっぱい、彼女のために事件の事を必死に調べる。
すると報道されていない幾つかの事実が解明される。
犯人の目星はついていること、事前にテロ事件の情報を警察が掴んでいたということを。
この辺から知られざる事実が次々と現れ期待していたサスペンスがヒートアップしていくと思いきや
思いっきり裏切られた。


彼女は犯人の息子に近づき仲良くなる。
きっとこれには魂胆があるはず、子供から犯人である父親との接触が有るのだろう、と。
たがこの展開からあったものは、警察官に撃たれそうになった子供を身をもって助けたというもの。
次は夫の同僚から警察が事前に事件を想定していたが
想像以上の規模のテロだったと明かされたシーンから、
これからきっとテロ事故対策に対する警察内の内部告発的な展開になるのかと期待したら、
それ以上の発展はなし。

遂に若妻は精神が錯乱しビルの屋上から飛び降りるのかと思わせるシーン。
そこで、彼女はお腹に胎児宿っている事を感じ、思いとどまる。
最後の最後のシーン、赤ちゃんを抱える母親、遠くからその姿を見守るゴシップ記者。
ハッピーを感じさせるエンドだ。

平和をテーマにした作品で、
こっちの期待は まるっきり無視されてしまった。
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by asat_abc | 2011-02-05 14:41 | 映画_新作
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