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「レスラー」あの素敵だったミッキーが。。。

ミッキー・ロークといえばセクシーだが女たらしで悪い奴、ってイメージでしたが、
この映画では、そんな生活をおくった後の晩年はどうなるのかという、
まるで道徳の教材のような役をやってました。

20年前のトップレスラーもいまや過去の人。
ドサまわりのプロレス興業に出ています、
それでもメーンイベンターをしているのだからそれなりに敬意を払われているので
さほど胸は痛みませんが、映画の進行と共に胸が痛んでくるのです。
一世を風靡したレスラーだというのに粗末な部屋の家賃さえ滞納して、
部屋を締め出されます。
儲けたお金、一体何に使っちゃったのでしょうか。
きっとこんな風に使っちゃったんだろうというお馬鹿なシーンもちゃんと用意されていて
そんなところも憎いところです。
人間強い時は勝手な事ばかりして、
困ったら泣きついてくるという哀れな役を見事に演じていました。
思わず自分の晩年は大丈夫だろうかと考え込んじゃった程です。
自分の将来を考える為にぜひお薦めの映画です。
by asat_abc | 2009-10-24 22:45 | 映画_新作
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